「シャビ・アロンソよりも…」筋金入りのファンが望むバイエルンの新監督は別格のオーラを纏う“カリスマ”【現地発】
フリックは復帰を望んでいないはず
公式戦3連敗中のバイエルンは21日、トーマス・トゥヘル監督の今シーズンかぎりでの退任を発表した。 【画像】バイエルン監督退任が決まったトゥヘルの心中やいかに その公式声明が出た直後、ゼーベナー・シュトラーセ(バイエルンのクラブハウスおよび練習場があるストリートの名称)を訪れていたファンに率直な思いを聞いた。以下はそのやりとりだ。 ――即時、解任ではなく、夏に関係を終了するというクラブの決断を支持しますか? 「いいと思う。バイエルンは過渡期にあるし、夏にイチから立て直そうとしているのだろう」 ――シャビ・アロンソ(バイエルンOB/現レバークーゼン監督)が後任監督の本命として取り沙汰されています。あなたも彼の帰還を望みますか? 「いや、個人的にはシャビ・アロンソよりも、ジネディーヌ・ジダン(前レアル・マドリー監督/現フリー)がいい」 ――なぜでしょう? 「シャビ・アロンソも偉大なキャリアを歩んでいるけど、まだジダンほどではない。オーラが違うだろう」 ――よく耳にするのは、バイエルンの監督はドイツ語を話せる人物でなければならない。シャビ・アロンソとは違い、ジダンはドイツ語に精通していませんよね。 「もちろん、話せるに越したことはない。でも、2年前だったかな。バイエルンの新監督候補に浮上したジダンがドイツ語を勉強しているなんて噂を耳にしたよ」 ――他にはハンジ・フリック(元バイエルン監督/前ドイツ代表監督)という名前も挙がっています。 「バイエルンに6つのタイトルをもたらした監督だけど、逆に言えば、バイエルンでやれることは全てやりきった。だから本人もバイエルンでリスタートを切りたいとは考えていないはずだ」 ――いつからバイエルンを追っていますか? 「ベッケンバウアーやヘーネスの時代、あの輝かしい時代から好きでね。ハインケスが監督になった頃(1987年)からは本格的に追ってもいる。いろんな監督を見てきたけど、いまのバイエルンに必要なのはジダンだと思うよ」 はたしてバイエルンの新監督は――。後任人事から目が離せそうにない。 取材・文●遠藤孝輔(ワールドサッカーダイジェスト編集部)
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