J1川崎内定のDF野田　積極攻撃で存在感

静岡学園―高知　後半、シュートを放つ静岡学園・野田

　ピッチに入った直後の速攻だった。静岡学園主将のDF野田は投入から2分後に的確なクロスを上げ、2得点目をアシスト。けがから復帰したばかりで短時間のプレーとなったが遠のいていた得点に導き、J1川崎内定の逸材ぶりを発揮した。 　全国の舞台で存在感を示した。「（交代後の）早い時間で攻撃参加すれば数的優位をつくれる」と右サイドを駆け上がり味方からのパスを受け、斜め後方にクロス。試合を決定付けるMF篠塚のゴールをお膳立てした。オフサイドで得点にはならなかったが後半25分にはシュートも放ち、「持ち味は出せた」と振り返る。 　次は前回王者の青森山田を下した高川学園（山口）との対戦だが、「相手は関係ない」と一言。見据えるのは日本一だけだ。