新しいSnapdragon搭載PCがほしい ~「RubyInstaller」がARM64対応のための寄付を受け付け中
「やじうまの杜」では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。 スクリプト言語「Ruby」をWindows環境へセットアップするためのインストーラー「RubyInstaller」の開発チームが、ARM64ネイティブ対応のための寄付を募っています。 開発チームによると、「RubyInstaller」のARM64対応は長い間バックログ(タスクリスト)にあり、「Raspberry Pi」などの低予算ハードウェアで動作させることを何度か試みたことがあるとのこと。しかしなかなかうまくいかなかったようで、パワフルで安定したシステムが必要との結論に達したようです。 「MSYS2」「Inno Setup」といったコンポーネントはすでにARM64をサポートしているため、適切なハードウェア環境さえ整えば「RubyInstaller」のARM64対応は数週間で完了する見込み。新しいSnapdragonプロセッサー搭載のWindowsノートPC、つまり「Copilot+ PC」を購入するために支援してほしいとしています。 ちなみに、「Copilot+ PC」は日本の場合、最安でも17万円後半から。上位プロセッサー「Snapdragon X Elite」搭載モデルであれば25万円ぐらいになるようで、検証とビルドのためだけに個人が自腹で買うには確かに厳しいですね。「Copilot+ PC」がもう少し安くなれば、個人開発や零細プロジェクトのArm対応が進みそうなのですが……。
窓の杜,樽井 秀人