アーセナル戦に続いてニューカッスル戦でも勝ちきれず 足踏み続くペップ・シティがアンカーの獲得決断か。トリノのイタリア代表MFに57億円の移籍金用意へ
冬の移籍市場でのアンカー獲得はマストか
チームの中心人物であるロドリを欠いてプレミアリーグ第6節アウェイでのニューカッスル戦に臨んだマンチェスター・シティ。前半ヨシュコ・グヴァルディオルのゴールで幸先よく先制するも、そこから追加点を奪うことができず、後半にPKから被弾。5節アーセナル戦に続いてドローで試合を終えた。この結果シティは2位に転落しており、首位の座をリヴァプールに明け渡すことに。 ロドリ不在の影響は攻守両面で色濃く出ており、ニューカッスルはアーセナルを彷彿とさせるような自陣にバスを置く[5-4-1]を守備時のシステムとして採用していた。これがシティを苦しめており、アーリング・ハーランドは今季初めてプレミアで得点を奪うことができなかった。 『TheGuardian』によると、シティはロドリの代役としてセリエAで好調を維持するトリノのサムエレ・リッチ獲得に関心を示しているという。 育成の名門エンポリ出身のリッチは2022年にトリノに加入しており、同年にイタリアのフル代表入りを果たしている。同メディアはリッチをパスレンジが広く、プレッシャー下でもボールを巧みに扱うことができる選手だと評している。昨季はリーグ戦32試合で1ゴール4アシストを記録しており、アタッキングサードでも輝くことができるようだ。 移籍金は3000万ポンド、日本円にして57億円になると予想されている。懸念点はシティが直面している115件の不正疑惑問題とトリノがCL出場を目指せるシーズンで冬に主力を放出するかどうかだろう。 コバチッチがロドリの代役として起用されているものの、チェルシーとの開幕戦で見せたような活躍は披露できていない。CLの試合が増えたこともあって過密日程が今後も続くことになっており、コバチッチの控えも用意する必要がある。選択肢としてはイルカイ・ギュンドアン、ジョン・ストーンズ、マテウス・ヌネスと候補は多いものの、コバチッチのパフォーマンスに並べるかは不透明であり、冬の移籍市場でのアンカー獲得は必須といえる。
構成/ザ・ワールド編集部