引っ越しをしたので防災用の食料品などを備蓄しようと思いますが、何をどのくらい買っておけばよいのか分かりません。目安はありますか?
能登半島地震が起きたこともあり、災害への危機意識が高まっています。 新年度から新しい環境で生活をスタートした人は、特にハザードマップを見ることから始めませんか。
災害にどう備える?
食品スーパーのチラシで、「防災備蓄はじめませんか?【店舗にてチラシ配布中】」という見出しを見つけました。そういえばペットボトルの水を、何箱もカートに積んでいるご夫婦を見かけました。もしかしたら、この大量買いは防災対策かもしれません。 各自治体も、防災に関してさまざまな取り組みをしています。例えば、東京都では「東京都防災」というアプリの導入を推進しています(※1)。このアプリには、次のようなコンテンツがあります。 (1)2冊の防災ブック(「東京くらし防災」「東京防災」)を閲覧できます。この防災ブックは各家庭にも配布されていますので、実物を手に取った方もいるかもしれません。アプリでは、気になるページにブックマークを設定できます。 (2)クイズなどを通じて、防災に関する基礎知識を得ることができます。 (3)避難のシミュレーションができます。自宅や学校などの指定した場所から目的地までのルートを、ストリートビューや実際に歩いて確認できる機能があります。 (4)防災に備えて、準備する事柄や備蓄品などのチェックができます。チェックを入れて記録管理する機能が付いていますので、消費期限などを気にする手間が省けます。 (5)緊急ブザー機能を使うことで、あらかじめ登録した家族や友人へ位置情報付きメールを送ることができます。 (6)自分の登録したエリアと東京都内における、最新の災害情報を確認できます。 筆者は、「ハザードマップを確認し、もしものときに避難する場所を確認する」「家具などに転倒防止策を施す」「食料品などの備蓄をしておく」など、何となく準備していたつもりでした。こうして整理して提示されると、より具体的に備える必要性を実感します。