セブン-イレブン、北海道から沖縄まで地場の食材を使ったご当地メニューを販売する地産地消フェア
セブン-イレブン・ジャパンは日本全国11エリア(北海道・東北・新潟北陸・関東・長野山梨・岐阜愛知三重・静岡・関西・中国四国・九州・沖縄)を対象に、それぞれの地域限定メニューを10月28日まで販売している。 【画像】「ぶたはげ監修 炭火焼き豚丼」(645円) 地域の特産品を使ったメニューやご当地メニューなどを各エリア限定で販売するものとなる。 ■ セブン-イレブン「全国11エリアで開催中!うまいもの大集合」 実施期間:2024年10月15日~28日 □北海道エリア(北海道) ・「ぶたはげ監修 炭火焼き豚丼」(645円) ・「フライドオニオン入りラーメンサラダ 和風ドレッシング(札幌黄使用)」(235円) ・「メープル香るナッツと和寒町産かぼちゃのサラダ」(321円) ・「ミニ 香ばし あんかけ焼きそば(429円) ・「香ばし炒め野菜の札幌醤油ラーメン」(594円) ・「ガーリックバターの道産豚焼肉おむすび(ところピンクにんにく使用)」(178円) ・「大きなおむすび ザンギマヨネーズ(ところピンクにんにく使用)」(213円) ・「ごきげんシュー(北海道産さつまいも使用)」(192円) ・「ごきげんパン(道産さつまいもホイップ入り)」(192円) 北海道エリアでは、「商品ロスをなくしたい」と小学生が送った手紙がきっかけで開発した規格外サイズの廃棄かぼちゃを使った「メープル香るナッツと和寒町産かぼちゃのサラダ」や、北海道のブランド作物として地理的表示(GI)保護制度に登録されている「ところピンクにんにく」を使用したおむすび、北海道産さつもいもを使ったシュークリームやパン、豚丼の人気専門店「ぶたはげ」が監修した炭火焼き丼などを販売している。 □東北エリア(青森県/秋田県/岩手県/山形県/宮城県/福島県) ・「大きなおむすび 牛そぼろ&牛肉煮」(259円) ・「いぶりがっこの和風ポテトサラダ」(354円) ・「まぐろのねばねば小鉢 青森県産ななこいも使用」(386円) ・「東北限定 三陸産わかめのおむすび」(108円) ・「鶏ごぼうおむすび 青森県産ごぼう使用」(127円) ・「デミソースのロコモコ 福島県産トマト使用」(645円) ・「ホワイトチョコもこしろあんカスタード」(213円) ・「喜一監修 喜多方sioラーメン」(594円) ・「仙台味噌使用 野菜辛味噌ラーメン」(537円) ・「冷たいまま食べる 味噌じゃがいも かんぷら風」(257円) 東北エリアでは、東日本大震災で大きな損害を受けた三陸産わかめを救いたいという思いから「生冷わかめ」を使ったおにぎりを商品化したほか、ほかにも秋田県の郷土料理「いぶりがっこ」のカップデリ、福島県産トマトを使用したロコモコなどを販売している。 □新潟北陸エリア(新潟県/富山県/石川県/福井県) ・「いしる焼き鯖の混ぜ飯おむすび」(162円) ・「舞茸おこわおむすび」(162円) ・「まろやかにんにく仕立ての白味噌ラーメン 越後みそ使用」(572円) ・「日本ボルガラー協会公認 ボルガライス」(645円) ・「おだしを味わう 温そうめん」(321円) ・「とろろ昆布と揚げ玉のうどん 金澤大野醤油使用」(410円) ・「期間限定 一本増量 香り箱と大根のサラダ」(235円) ・「茎までおいしい石川県産ブロッコリー 味噌マヨネーズ付き」(278円) ※10月20日発売 ・「まるいフィナンシェサンド チーズクリーム」(213円) 新潟県や北陸地方では新たな米の消費策として「米粉」の需要拡大に力を入れており、米粉を使ったしっとり食感の「まるいフィナンシェサンド チーズクリーム」を発売する。また、能登半島で古くから親しまれている魚醤「いしる」で仕立てたおにぎりなど、地域の特産を使った商品のほか、ご当地メニュー「ボルガライス」も販売している。 □関東エリア(東京都/茨城県/栃木県/群馬県/埼玉県/千葉県/神奈川県) ・「大きなおむすび 深川めし(あさり御飯)」(172円) ・「大きなおむすび 千葉県産海苔使用 海苔佃煮」(172円) ・「埼玉県産小松菜と お揚げの煮浸し」(300円) ・「埼玉県産小麦使用 肉汁うどん」(645円) ・「横浜家系ラーメン 濃厚醤油豚骨味」(626円) ・「茨城県産オトメメロンのメロンパン」(192円) ・「生姜香る 野菜焼餃子」(289円) ・「栃木県産ニラ使用 冷たいまま食べるチヂミ」(300円) ・「味しみ玉こんにゃく 群馬県産こんにゃく使用」(278円) ・「高崎パスタ ベスビオ 魚介の辛口トマトスープパスタ」(594円) こんにゃくいも収穫量が全国1位で、国内生産量の9割以上というシェアを占めている群馬県は、国内での消費推進が課題になっている。今回のフェアではそんな群馬県産こんにゃくを使った味しみ玉こんにゃくや埼玉県産小麦を使った肉汁うどんなど、地元食材を使った商品を関東エリアで販売している。 □長野山梨エリア(長野県/山梨県) ・「笛吹新名物ラーほー本格鶏がら醤油」(537円) ・「信州産きのことローストビーフのサラダ」(386円) ・「冷製仕立ての揚げささみのレモンソース和え」(300円) ・「山賊焼」(300円) ・「甘納豆のお赤飯おむすび」(140円) ・「ソースカツおむすび」(205円) ・「信州産ブルーベリーのクリームオムレット」(356円) ・「もっちりホイップ白パン」(149円) かつてブルーベリー収穫量が全国1位だった長野県も高齢化と担い手不足により収穫量は減少傾向にあり、日照りのよさや寒暖差により大きく甘く育った大鹿村産ブルーベリーの美味しさを広く知ってもらうために作ったのが「信州産ブルーベリーのクリームオムレット」。そのほかにも山梨の郷土料理「ほうとう」とラーメンをかけ合わせた山梨県笛吹市新名物「ラーほー」など幅広くラインアップした。 □東海エリア(愛知県/岐阜県/三重県) ・「おいしい愛知牛乳使用 ホイップみるくプリン」(313円) ・「ご愛顧 東海限定 五目ごはんおむすび」(118円) ・「コク旨カレーうどん 愛知県産小麦きぬあかり使用」(540円) ・「おつまみうずら煮玉子 愛知県産うずらたまご使用」(321円) ・「愛知県産れんこんのパリパリチップ」(213円) ・「おいしい愛知牛乳使用 ホイップメロンパン」(289円) ・「紅ほっぺ苺ジャム&ホイップちぎりパン 愛知県産小麦ゆめあかり使用」(192円) ・「伊勢抹茶クリーム&ホイップちぎりパン 愛知県産小麦ゆめあかり使用」(192円) ・「東海限定 あさりしぐれおむすび」(149円) ・「ご愛顧 ウインナー&ほうれん草カレー岐阜県産ほうれん草使用」(594円) 愛知県は全国1位の「うずら卵」産出県だが最近は学校給食での需要が減ったうえに燃料高騰などの影響もあり、需要を増やすためにも「おつまみうずら煮玉子 愛知県産うずらたまご使用」を企画したという。ほかにも愛知県のブランド小麦「きぬあかり」を麺に使用したカレーうどんや、愛知県で親しまれている「おいしい愛知牛乳」を使用したホイップみるくプリンなど東海地方の食材を多数使用している。 □東海エリア(静岡県) ・「ご愛顧 静岡限定 とり五目おむすび」(124円) ・「静岡限定 香ばし炒めのコク旨チャーハン」(453円) ・「静岡限定 かき揚げそば」(496円) ・「静岡県水揚げまぐろ使用 ねばねば小鉢」(386円) ・「クラウンメロンほいっぷのスイーツメロンパン」(246円) ・「一番だしおむすびおかかづくし 焼津産鰹の鰹節」(118円) ・「静岡県産さつまいものパリパリチップ」(213円) ・「静岡県産紅ほっぺ苺ジャム&ホイップちぎりパン」(192円) ・「伊勢抹茶クリーム&ホイップちぎりパン」(192円) 東海エリアのうち静岡県では特産のクラウンメロンを使用したホイップクリームたっぷりの「クラウンメロンほいっぷのスイーツメロンパン」や、焼津産かつおを使用した「静岡限定 かき揚げそば」、静岡県産紅ほっぺを使用したちぎりパンなど静岡ならではのご当地商品をそろえている。 □関西エリア(大阪府/京都府/兵庫県/奈良県/和歌山県/滋賀県) ・「もち麦もっちり! 鮭ときのこのおむすび(兵庫県産もち麦使用)」(127円) ・「関西限定 かやくごはんおむすび」(118円) ・「比叡ゆばの 和風あんかけ豆腐丼」(561円) ・「ふんわり玉子のシビ辛麻婆天津飯」(540円) ・「とろろ昆布のにゅうめん 三輪の神糸使用」(496円) ・「出汁の旨み広がるきつねうどん」(453円) ・「ひねポン酢 淡路島産玉ねぎ使用」(300円) ・「大阪府産菊菜の白和え」(278円) ・「有田みかんのコッペ」(192円) ・「しましまドルチェ 宇治抹茶のパンナコッタ」(291円) 2017年に国産もち麦の栽培を始めた兵庫県加東市では、もち麦に関するイベントや学校給食などをとおして地産地消を進め地域の活性化の取り組みを行なっており、それに合わせて「もち麦もっちり! 鮭ときのこのおむすび(兵庫県産もち麦使用)」を開発した。さらに比叡ゆばを使った「比叡ゆばの 和風あんかけ豆腐丼」や「有田みかんのコッペ」など近畿地方の特産品を使った商品をラインアップ。 □中国四国エリア(岡山県/広島県/鳥取県/島根県/山口県/徳島県/香川県/愛媛県/高知県) ・「笠岡ラーメン 親鶏チャーシュー」(637円) ・「香川の味 黒胡椒かしわ&カレー丼」(645円) ・「広島お好み焼き 肉玉そば」(645円) ・「鶏肉と徳島県産れんこんの甘辛揚げ」(321円) ・「山賊焼きおむすび」(267円) ・「愛媛県産真鯛の鯛菜めしおむすび」(194円) ・「出雲産しいたけの炊き合わせ」(321円) ・「白バラ牛乳使用 牛乳パン」(213円) ・「高知県産文旦果汁使用 カスタードパイ」(270円) 愛南漁協・愛媛大学・愛南町が地域一帯となり持続可能な養殖に取り組んでいる「愛南の真鯛」。この事業を広く知ってほしいという思いから「愛媛県産真鯛の鯛菜めしおむすび」を商品化したという。また、香川県のソウルフードである「かしわ丼」とカレーを組み合わせた「香川の味 黒胡椒かしわ&カレー丼」や、島根県出雲産のしいたけを使った「出雲産しいたけの炊き合わせ」など瀬戸内地域を代表するメニューをそろえている。 □九州エリア(福岡県/佐賀県/熊本県/長崎県/大分県/宮崎県/鹿児島県) ・「長崎県水揚げアジ使用 アジフライおむすび」(194円) ・「かしわ飯おむすび 九州産華味鳥鶏肉使用」(259円) ・「宮崎名物 チキン南蛮丼」(645円) ・「大分名物 だんご汁(味噌味)」(518円) ・「小倉名物 焼うどん」(615円) ・「呼子名物 いかしゅうまい」(354円) ・「鹿児島県産さつまいも使用 ほいっぷで食べる大学芋」(300円) ・「阿蘇小国ジャージー牛乳使用 カスタードデニッシュ」(159円) 漁獲量全国1位を誇る長崎県のアジだが、環境の変化により漁獲量・消費量ともに減少し、人手不足も課題になっている。そんなアジを通して魚のよさや美味しさを広く伝え漁業を取り巻く問題の対策につなげたいという思いから作ったのが「長崎県水揚げアジ使用 アジフライおむすび」となっている。ほかにも宮崎名物のチキン南蛮丼や大分名物のだんご汁など九州各県にちなんだ商品を用意している。 □沖縄エリア(沖縄県) ・「炭火焼き豚おむすび 沖縄県産豚ロース使用」(162円) ・「炭火焼き豚丼 沖縄県産豚ロース使用」(691円) ・「トーストサンド ポークたまご」(397円) ・「沖縄そば 豚骨スープ」(594円) ・「クーブイリチーと揚げ豆腐」(300円) ・「紅芋モンブラン」(388円) ・「黒糖ベイクドチーズケーキ くるみ入り」(267円) ・「黒糖メロンパン きなこクリーム入り」(170円) 年々生産農家が減り、生産も減少しているサトウキビを盛り上げたいという思いから沖縄県黒砂糖協同組合と連携し、黒糖を使用した「黒糖ベイクドチーズケーキ くるみ入り」「黒糖メロンパン きなこクリーム入り」を開発した。さらに沖縄県産豚肉を使った焼き豚丼やおむすび、沖縄のソウルフード沖縄そば、沖縄県産紅芋を使ったモンブランケーキなど盛りだくさんの内容となっている。 発表会ではセブン-イレブン・ジャパン 商品本部 地区MD統括部 総括マネージャー 鷲野博昭氏が登壇し、今回の全国一斉地域フェアの趣旨を説明した。 昨今、社会情勢も含め外部環境が非常に早いスピードで激変している影響で、地方は少子高齢化が進み地域格差も拡大している。それにともない後継者不足の問題も深刻化しており、原材料の持続的な供給に大きな課題が生じている。 これに対応するため商品開発地域に寄り添いながら国産小麦などを始めとした持続可能な原材料の取り組みを継続的に続けていくという。 地域フェア自体は以前から続けており、2023年には全国で65回実施している。今回の地域フェアは初めての全国同時開催になり、実施地域も県単位ではなくエリア単位に拡大。それぞれの地域で地産地消の限定商品を一斉に販売することになった。
グルメ Watch,編集部:田本康平