全米労働関係委がホンダを告発、労組結成を妨害と主張-BLAW
(ブルームバーグ): 全米労働関係委員会(NLRB)はホンダがインディアナ州の工場で労働組合結成を目指す労働者の権利を侵害しているとして、同社を告発した。ブルームバーグ・ロー(BLAW)が報じた。
BLAWによれば、NLRBの地域ディレクターは18日の申し立てで、ホンダは従業員に対しヘルメットから全米自動車労働組合(UAW)のステッカーをはがすよう違法に命じ、UAWを支持する労働者を懲戒処分にすると脅したと主張した。連邦労働法は、労働者が報復を受けずに労組支持を表明することを認めている。
行政法判事による審理は10月15日に予定されているという。
BLAWはまた、先月アラバマ州のメルセデス・ベンツグループ工場で反対多数で否決されたUAWの組織化キャンペーンが、今回の告発で復活する可能性があるとも伝えた。UAWは全米十数カ所の施設で15万人の労働者を組織化する計画を発表している。
ホンダの広報担当者は22日、ブルームバーグの取材に対し、「不正行為の主張は正当性がない」とした上で、同社としてヒアリングに協力していくと電子メールで回答した。不当労働行為の告発は、組合が組織化キャンペーンを宣伝し、注目を集めるために使用する一般的な戦術だとも指摘した。
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原題:Honda Hit With Labor Board Complaint Over Auto Union Fight (2) (抜粋)
--取材協力:笠原文彦、Supriya Singh.
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Ian Kullgren