早く発掘しないと…。サッカー日本代表、遠藤航の後継者候補(5)すでに実力は証明済み!? ベルギーで活躍中の大型ボランチ
日本代表は、2年後のW杯本大会出場に向けて力強く前進している。一方、オーストラリア代表戦では遠藤航が欠場した影響を少なからず受けた。そう遠くない先に訪れる“遠藤以後”の時代を見据え、後任探しは必須のタスクとなっている。今回は、近い将来に遠藤の後継者となり得る候補をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照
MF:伊藤敦樹(いとう・あつき) 生年月日:1998年8月11日 所属クラブ:ヘント(ベルギー) 24/25リーグ戦成績:7試合0得点0アシスト すでに森保一監督の目に留まった経験があるという点で、伊藤敦樹は遠藤航の後継者候補の中でも優位なポジションにいるのかもしれない。 日本代表との接点は突然やってきた。2023年6月に開催されたキリンチャレンジカップ2023で川村拓夢が体調不良のために離脱したことを受け、代替選手として急遽追加招集。思わぬ形で代表初選出を果たしたのだ。 現地時間9月12日にベルギーの『セゲカ・アレーナ』で行われた国際親善試合のトルコ代表戦(〇 4-2)で、伊藤は早くも結果を残す。田中碧とダブルボランチを組むと、前半15分にはペナルティエリア外から左足を一閃。目の覚めるようなシュートを突き刺し、日本代表に先制点をもたらした。 試合同日、ブラジルメディア『Globo』は伊藤をこの試合のマン・オブ・ザ・マッチに選出。チーム最高点となる「7」(10点満点)を付け、「このポジション(ボランチ)で重要なオプションになり得ることを示した」と称賛した。 2024年に入ってからは一度も日本代表に招集されていないが、森保監督が伊藤の存在を忘れることはないだろう。今年8月には浦和レッズからヘントに完全移籍で加入し、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部リーグ)では全11試合中7試合に出場。加入時期の関係上、シーズン開幕直後の試合には出場していないものの、ダブルボランチの一角で攻守にわたってチームに貢献している。 このままベルギーでアピールを続ければ、伊藤が再びサムライブルーのユニフォームに袖を通す日がやって来るはずだ。185cmの大型ボランチを遠藤の後継者として育てておくのは、日本代表の未来を考えるうえでも良い選択肢だろう。
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