ずらりと並んだ国産スポーツカーを見る来場者たち

　「スカイライン」や「GT―R」といった人気国産スポーツカー105台を一堂に並べた展示会「スーパーエキシビションatやまびこドーム」が3日、長野県松本市空港東のやまびこドームで開かれた。普段あまり目にすることのない旧車や、珍しい車両も見られ、愛好者らがじっくり眺めて堪能していた。 　人気レーシングカー「R32カルソニックスカイラインGTR」も展示され、人数限定で運転席に座れる催しもあった。シートの感触を確かめた安曇野市明科中川手の会社員・加藤哲也さん（41）は「子供のころレースで走っていたのを見ていた車なので感慨深い」と笑みを浮かべた。 　自動車の展示以外にレーシングドライバーのトークショー、キッズダンスのステージがあり、親子連れらが楽しんでいた。 　スポーツカーのオーナーたちでつくるクラブ「ARC」の主催で、昨今いわれる「若者の車離れ」をくい止めようと企画した。ARC信越リーダーの鴈金亮さん（49）＝小諸市＝は「幅広い年代層の大勢が来場してくれてよかった」と話した。