岸田前首相、故望月氏の墓前に退陣報告 静岡・清水区「選挙結果、謙虚に受け止める」
岸田文雄前首相が4日、静岡市清水区の龍華寺を訪れ、故望月義夫元環境相の墓前に退陣を報告した。岸田氏は「望月先生のお力添えで総理総裁をさせていただいた。その貴重な経験を今後の政局の中でも生かしていけるような活動、さまざまな方に恩返しができるような活動を続けていきたい」と語った。 岸田氏による望月元環境相の墓参りは首相就任時以来、3年ぶり。「今日まで生きてくる中で、望月先生は大事な方の一人」と話し、上川陽子前外相(衆院静岡1区)や深沢陽一氏(衆院比例東海)、望月香世子県議らとともに墓前に手を合わせた。 与党が衆院選で過半数割れし、政局が不安定になる中、岸田氏は「選挙結果は謙虚に受け止めなければならない。石破茂首相に努力してもらい、政治を安定させるべくわれわれも協力していかなければならない」と述べた。
静岡新聞社