三重・鈴鹿サーキットで事故再現 11府県警、交通鑑識学ぶ
三重県警は10日、交通事故を捜査する警察官の鑑識技術を磨くため、同県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで講習会を開いた。三重のほか長野、大阪など計11府県警から100人以上が参加。乗用車と自転車を衝突させ事故を再現し、路面に残されたタイヤ痕などの分析方法を学んだ。 約60キロで走る乗用車がダミー人形が乗った自転車にぶつかると、ドンという大きな音が響き、人形が20メートル以上飛ばされた。急ブレーキでできた乗用車のタイヤ痕などから、指導役の警察官が衝突時の速度を推定。さらにフロント部分のへこみ具合に基づき、どのような角度で衝突したかを判別する方法を指南した。