「3日午前」拘束令状執行報道も 韓国捜査当局、大統領は抵抗
【ソウル共同】韓国の尹錫悦大統領を内乱容疑などで捜査する高官犯罪捜査庁(高捜庁)の呉東運長官は1日、尹氏の拘束令状を「6日までの有効期限内に執行する」と表明した。尹氏は支持者に向けて「みなさんと一緒にこの国を守るために最後まで闘う」とのメッセージを出した。弾劾審判や捜査にあらがう姿勢を強調した。予断を許さない情勢が続く。 韓国紙の東亜日報は2日、高捜庁が3日午前に尹氏に対し拘束令状を執行することが分かったと報じた。2日の執行も検討していたが、警察との詰めの協議で1日遅らせたという。 尹氏の公邸付近では拘束に反対する支持者が連日集結。尹氏は1日に関係者を通じて署名入りのメッセージを配り、「ユーチューブの中継で皆さんが頑張る姿を見ている」と謝意を示した。「国内外の主権侵奪勢力と反国家勢力の活動で韓国が危険にさらされている」とも主張した。 野党議員は「反省どころか内戦をあおっている」と尹氏を批判した。
一方、韓国メディアによると、大統領府の鄭鎮碩秘書室長は1日に辞意を表明したが、その後撤回した。