おわら風の盆一足先に 富山駅で前々々々々々々々夜祭
富山市八尾地域で9月1~3日に行われる「越中八尾おわら風の盆」を前に、富山駅前の商業施設「マルート」、駅ナカの商業施設「とやマルシェ」で哀愁漂う踊りが披露され、買い物客や観光客の目を引いた。 施設を運営する富山ターミナルビルが、本番8日前の「前々々々々々々々夜祭」として企画。富山県民謡越中八尾おわら保存会のメンバーが三味線や胡弓(こきゅう)の音色に合わせて、男踊りや女踊りを繰り広げた。 風の盆は、立春から数えて210日に当たる日が台風の厄日とされ、風水害からの無事と豊作を願って受け継がれる。台風10号が北上する中、踊り手は五穀豊穣(ごこくほうじょう)に願いを込めた。 ●高岡で35.3度 24日の県内は気温が上がり、熱中症警戒アラートが出された。最高気温は高岡市伏木で35・3度と猛暑日を記録、富山市中心部は34・6度だった。消防によると、富山、高岡、射水、南砺の各市と立山町で10~90代の8人が熱中症の疑いで搬送された。