鼻腔ガンが転移したら眼球を取って手術することも…お医者さんから渡された資料に震える【漫画の作者に聞く】
鼻づまりで病院に行ったら突然「がん」が発覚!2児の母・やよいかめさん(@yayoi_kame)の闘病コミックエッセイ「鼻腔ガンになった話」は、累計5000万PV超えと大反響を呼んだ漫画シリーズだ。発売中の書籍から一部抜粋し、ご本人に漫画の内容や見どころを聞いた。テーマは「鼻腔ガンと血の惨劇」。 【漫画】本エピソード「鼻腔ガンと血の惨劇」を読む 鼻づまりが思いがけず「がん」と診断されたやよいかめさん。転院して精密検査を受けることになった。 お医者さんから渡された資料をしっかり読んでみる。鼻腔ガンは脳や目、リンパに近いので転移しやすいらしい。がん細胞が広がってしまうと、眼球を摘出して手術する場合もある。 次々と続く検査に不安になる。そんな中、通院後に家族とレストランで食事することになった。そこで「血の惨劇」が…。 ■“鼻腔ガン”は脳や眼球に転移するケースも… お医者さんから最初の説明を受けたときは、何を聞いたらいいかわからず呆然としていた。「具体的な治療の流れなどを聞けたらよかったのですが…。それでも、とにかく早く治療をしてもらえる病院を探すのが第一だということはわかりました。ただ、引っ越ししたてだったので、病院がどこにあり、評判はどうなのか、といったことがわからず困りましたね」 渡された資料を読んで恐怖が増す。「A4の紙で4、5ページ。専門医向けなのかな?と感じたほど内容も難しかったんですけど、私も不安しかなかったので、病院のお会計が済むまでに必死で2回読み込みました。一番怖かったところは、なんと言っても転移の説明箇所です。『鼻にできたがんは進行すると目や脳、リンパに転移する。手術の際は眼球を取り出してがん腫瘍を切除。眼球自体ががんに侵されたら義眼に変える必要がある』という内容で、『脳にも眼球にも転移するのー⁉︎』とビックリしました」 ちなみに、漫画には描き切れなかったんですが、その資料を読んだお義父さんが主治医のK先生に「眼球を取ってまで手術することなんて、稀ですよね?」と聞いたんです。でも、K先生の答えは「結構ありますよ」だったので、私は恐怖で震えていました。 何もかも不安な状況のなか、専門知識がある義理の両親が支えになってくれた。「夫のほうの親類縁者は医療関係の仕事についている人が多いのですが、お義父さんは特に心配して毎回のように付き添ってくれました。これから受ける治療がどういうものなのか、一般的な治療なのか最先端の治療なのか、などを説明してくれて、本当に心強かったです。お義父さんも、義理のお兄さんとお姉さんも、お仕事の関係を駆使して情報収集してくださり、今でも拝みたいレベルで感謝しています」 ※本作で紹介している症状は、個人の体験談でありすべての人に当てはまるものではありません。症状で悩んでいる場合は医師・看護師等の専門家に相談してください。また、センシティブな内容を含む為、閲覧にはご注意ください。