掘り出し物になる? 戦力外となった有望株(5)伸びしろ抜群の高卒3年目も
プロ野球の世界ではドラフト会議によって新しく球界に入る選手が誕生する。その一方、引退や戦力外通告など球界を去る選手が出てくる季節でもある。しかしながら、戦力外通告を受けた選手の中には、他球団への移籍を機に飛躍を遂げる事例もある。今回は、戦力外通告を受けた若手選手の中で、他球団で飛躍を遂げる可能性がある6人を紹介したい。
加藤大
・投打:右投右打 ・身長/体重:179cm/83kg ・生年月日:2002年4月24日 ・経歴:横浜隼人高 ・ドラフト:2020年育成選手ドラフト2位 今季で高卒3年目を迎えていた加藤大。支配下登録を勝ち取ることができず、今オフに戦力外通告を言い渡された。 横浜隼人高では1年秋から公式戦に登板。2年夏には神奈川県大会で完封勝利を挙げるなど、主戦投手として活躍した。最速151キロの本格派右腕と注目を集め、2020年育成選手ドラフト2位で地元・横浜DeNAベイスターズに入団。 ルーキーイヤーは二軍で8試合の登板にとどまり、防御率5.40と目立つ数字を残せなかった。それでも、同年は自己最速を更新する153キロを計測するなど、大きな成長を見せた。 しかし、翌2022年は故障に苦しみわずか3試合の登板に。高卒3年目の今季はリリーフを中心にファームで11試合に登板し、防御率3.09とまずまずの成績を残したが、規定により自由契約に。その後、育成再契約の打診はなかったようだ。 その後、12球団合同トライアウトにも参加し、2四球を出すも奪三振を記録。伸びしろも十分なだけに、他球団からの獲得オファーは舞い込むのか、注目が集まる。
ベースボールチャンネル編集部