【梅雨】天候の変化で体調を崩す「気象病」頭痛・めまい・耳鳴り「体のSOS」への対策は 福岡
FBS福岡放送
18日・19日は梅雨の晴れ間となりましたが、20日は昼頃から天気が崩れる予報です。この時期、天候の変化に関連して、頭痛など体調不良を訴える人が増えているといいます。医師は、体がSOSを出していると注意を呼びかけます。 【画像】天候の変化で体調を崩す「気象病」頭痛・めまい・耳鳴り「体のSOS」への対策は 福岡
街の人に聞きました。 Q.天候の変化で体調を崩すことはありますか? ■30代 「頭痛はたまにきます。雨降る前とか。」 ■10代 「梅雨に多いかなと思います。雨降る時ずっと頭痛いです。曇りの時が一番きついかも。気分が悪い。」 ■20代 「調子がいい時は晴れ。(Q.調子が悪い時は?)曇りとか、変に気温が下がったりとか。」 ■元木寛人フィールドキャスター 「街の人に話を聞くと、頭痛などのあとに天候の変化を経験をした人が複数いました。」
福岡市南区のしらつち耳鼻咽喉科、白土秀樹院長は、今の時期にそうした症状を訴える患者が特に増えるといいます。 ■しらつち耳鼻咽喉科・白土秀樹 院長 「気象に伴うような体調の変化を総じて“気象病”といいます。気圧と気温と湿度が急激に変化する時期。ちょうど低気圧が通過する前後は寒暖差が激しくなる。梅雨時は、気圧の変化と気温の変化によって気象病が起きやすいといえます。」 気象病の症状は主に頭痛やめまい、耳鳴りなどで、20代から50代の女性がかかりやすいといいます。
■白土院長 「季節の変わり目が悪くないですか?」 ■患者(70代) 「毎年そんな感じ。」 19日に診察に訪れた70代の女性は、長年、気象病に苦しんでいるといいます。 ■患者(70代) 「(症状は)とにかくめまいですね。歩けない、まっすぐ。ばーっと雨が降っている時はどうもない。ポツポツとか曇りの時に(頭が)痛くなります。」
白土院長は、気象病にはホルモンバランスの乱れと自律神経の乱れが関係しているとして、規則正しい生活を送ることが重要だと話します。 ■白土院長 「3度の食事をちゃんととり、バランスのいい食生活、自分を休める時間をちゃんと確保して、しっかり眠ることが気象病予防、ひどくしないことへの対策となる。」 そのほか、水分をしっかりとる。ぬるま湯につかり、リラックスしてから眠る。そして、熟睡するために就寝前にスマートホンを触らないことを挙げています。 天気の急激な変化が起こりやすい梅雨の季節。白土院長は、気象病の症状を感じたら「体のSOSなので無理せず休むことが大事」だと注意を呼びかけています。
天候の変化が影響するという気象病ですが、発症リスクを予想する「天気痛予報」を天気情報サービス「ウェザーニュース」のアプリやサイトで見ることができます。 住んでいる地域の時間ごとの予報や週間予報などがありますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。