米沢市などでスーパーマーケットを展開する「キムラ」が12月、事業を停止し、従業員が解雇されたこと受け、19日、元従業員を対象に雇用保険の受給や再就職などに関するハローワークの説明会が開かれました。 「キムラ」は、米沢市と高畠町でスーパーマーケットを6店舗経営していましたが、物価高騰や売上の低迷などを理由に12月5日付で事業を停止。山形地方裁判所に対し、16日付で自己破産を申請しました。従業員らおよそ220人は全員、事業停止の翌日に解雇されています。 こうした中、ハローワーク米沢は19日、元従業員を対象に雇用保険の受給受け付けや再就職などに関する説明会を開きました。説明会には、合わせて136人が参加。手続きの流れや今後のスケジュールなどについて説明を受けました。参加した元従業員の1人は、YBCの取材に「突然の解雇でこれからの事も決めかねている。自分のことも大変だがこれまで買い物に来ていたお客様に申し訳ない」と話しました。 ハローワーク米沢によりますと、説明会に参加した136人全員が再就職を希望しているということです。 また、これまでに、20以上の事業者から解雇された従業員を採用したい旨の連絡が寄せられているということです。ハローワーク米沢では、1月24日に面接会を開催し、元従業員らの再就職を支援していくとしています。 一方、キムラの取り扱っていた商品券や電子マネー「さくらんぼカード」について、東北財務局は今後、未使用残高の還付が行われるため保管するよう呼びかけています。