福島県南相馬市にインキュベーション施設整備 三菱倉庫が市と連携協定 次世代産業発展を加速
三菱倉庫(東京都)は福島県南相馬市に工場やオフィスとして活用できるインキュベーション施設を整備する。市と連携して次世代産業の発展を加速させる。18日、同社と市が連携協定を結んだ。 インキュベーション施設は、物流や宇宙関連産業などさまざまな企業の入居を想定している。開所の時期や施設の規模は調整中で、ニーズを調べ詳細を固めたい考え。各種実証実験が行える機能を備えることも検討している。 同社は物流や不動産事業のノウハウを生かして宇宙港の開発や宇宙輸送の実現を目指している。南相馬市は宇宙関連企業を中心に次世代産業の集積を進めており、産業振興を一層促進しようと協定を結んだ。新時代を担う人材育成の面でも連携し、市内の学校で物流や不動産に関する教育活動を展開する。 協定締結式を市産業創造センターで行い、斉藤秀親社長と門馬和夫市長が協定書を交わした。