愛犬用の「淡路」グルメ好評 総菜パンやポテト…見た目そっくり 兵庫・洲本の「ペガサス」
焼きたてのピザやスイーツが人気の「コーヒーアンドベイクスタンド・ペガサス」(兵庫県洲本市本町7)が、愛犬用メニューの提供を始めた。見た目は人間が食べる総菜パンやポテトなどにそっくりだが、食材や味は犬に優しい物ばかり。オーナーパティシエの豊田加織さん(39)は「わんちゃんも家族の一員。一緒に淡路島のグルメを味わって、癒やしのひとときを楽しんでほしい」と呼びかける。(内田世紀) 【写真】鬼滅、聖闘士星矢…犬だってコスプレしたいワン! 趣味で70着制作、SNSで反響 ペガサスは2018年、観光客が集まる洲本市本町の「レトロこみち」にオープン。パフェやクレープ、ピザなどが評判となり、23年に近くの現店舗に移転した。 テラス席は犬と一緒に利用できる同店。豊田さんは「愛犬を連れた利用客が増えた」と感じ、今年9月ごろ、「わんちゃんも一緒に食べられるかわいいメニューを作りたい」と発案。島外のペットフード作りの教室に通い、犬の食べ物や量、調理法などについて学んだ。 愛犬用メニューは全て塩、砂糖、油を使わず、牛乳の代わりにヤギミルクを使用。ほとんどの食材を地元産でまかなう。 総菜パンに似せた「オープンブレッド風」(1050円)は、鶏の胸肉と白身魚をすり身にしてパンの部分を作り、トマト、カボチャ、サツマイモなどを乗せて焼いた。 サイドメニューの定番をイメージした「ベイクドポテト風」(400円)は、サツマイモやジャガイモに胸肉を混ぜたすり身を焼く。「コロッケ風」(3個780円)は胸肉と豆腐で作るハンバーグに、ココナッツの皮などを振りかけて衣を表現。お土産にもなるクッキー「わんちゃんのおやつ」(3個380円など)も用意した。 利用者からは「食いつきがよく、本当に喜んでいるのが分かる」と好評だという。豊田さんは「見て楽しい、食べておいしいペットフードができた。写真撮影にもぴったりなので、淡路島の思い出づくりに活用してほしい」と話す。 午前11時半~午後5時。ペガサスTEL0799・25・0601