尾上右近、主人公・ムファサの“超実写吹替版”声優に 圧巻のアカペラも披露【ライオン・キング:ムファサ】
【モデルプレス=2024/09/26】9月26日、映画『ライオン・キング:ムファサ』(12月20日全国劇場にて公開)30周年舞台挨拶が開催された。歌舞伎俳優の尾上右近が主人公・ムファサの超実写吹替版*声優として初お披露目された。 【写真】尾上右近、圧巻のアカペラ披露 ◆尾上右近、ディズニー作品初参加 アニメーション版、ミュージカル、超実写版と形を変え世界中を魅了してきた歴代作品の胸アツビジュアルが並ぶステージにまず登場したのは、1994年公開のアニメーション版、2019年公開の超実写版でムファサを演じてきた、⼤和⽥伸也。早速、アニメーション版などでも登場したムファサの名セリフ「思い出せ」をサプライズで披露すると、会場に集まったファンたちから拍手が。アニメーション版誕生から30年を迎えた今なお、『ライオン・キング』が愛される理由を問われた大和田は、「当時、街中を歩いていると、“ムファサだ”とか“シンバのお父さんだ”とよく言われた」と懐かしみながらも、「『ライオン・キング』は、壮大な風景の中で繰り広げられる愛の物語。中でも父と子の愛情、触れ合いがとても素敵だと思ってます。それに、音楽も素晴らしいし、出てくるキャラクターもとてもチャーミングで魅力的。(アニメーション版の誕生から)30年、私の家の中は『ライオン・キング』のグッズで溢れかえっています」と溢れる“ライオン・キング愛”を表現。 さらに、アニメーション版、超実写版でオファーを受けた当時を振り返り、「ムファサは、優しさや包容力を持っているキャラクター。当時アニメーションの声をやったことがなく戸惑ったのですが、ムファサが発する言葉を息子たちや周りの子供たちに言ってあげたいという想いで引き受けました」と語った。また大和田は、フロリダのディズニーランドにある、自身が日本版の声を吹き込んだアトラクション“サークル・オブ・ライフ”にも家族で訪れたといい、「7年越しに家族で行って、自分の声を聴くことができました。感動して涙が出ましたね。“サークル・オブ・ライフ”という言葉が世界に浸透し、大事な言葉として扱われている。本当にジーンとしました」と、『ライオン・キング』が世界中から愛されていると改めて実感したともコメント。そんな『ライオン・キング』の1番好きなシーンを問われるとと「ムファサがシンバに、星を見ながら語り掛けるシーンが特に好き」と話し、再びサプライズで、「星を見よ。過ぎ去りし偉大な王たちが我らを見守ってくれている ひとりで悩むとき 思い出せ お前を導いてくれた空の王たちのことを そして父さんを」とセリフを披露。「このセリフが“サークル・オブ・ライフ”に繋がるんですよ」と作品愛を炸裂させていた。 12月公開の『ライオン・キング:ムファサ』では、“はじまり”の物語が描かれる。その主人公が、これまで大和田が命を吹き込んできたムファサ王だ。超実写吹替版予告がスクリーンで上映されると、大和田は、その知られざるムファサの物語に「ムファサが幼い頃から描かれるんですよね。小さいころの声は僕がもう一度、一言でもいいからとやりたいと言いましたが…(笑)」とユーモアたっぷりに会場を笑わせながらも、「新しいムファサ役の声、本当に素敵でしたね。一体誰がやるんだろう?!」と興奮の面持ち。そんな中、サプライズでムファサ役の超実写吹替版声優を務めることとなった右近がサプライズ登場。盛大な拍手で迎えられた。 歌舞伎役者として知られ、近年ドラマや映画などで俳優としても活躍している右近を大和田は笑顔で迎え入れた。今回、声優初挑戦&ディズニー作品初参加となる右近は、ムファサ役決定の気持ちについて「ムファサの声を務められるのは光栄です。歌も好きだし、ディズニー作品の声優をやるのが長年の夢でした。僕は今32歳なのですが、『ライオン・キング』30周年ということで、ほぼ同世代。『ライオン・キング』と一緒に育ったとも思っています。ムファサが大自然の中で、伝統の中で、どう生き、どのように王になったのか。僕も歌舞伎という伝統芸能の中で生きているので、通ずるものがあると思います。ムファサに対する話を聞いたときすぐに気持ちが高まり嬉しく思いましたし、自分がやることに非常に大きな意味があると思いました」と喜びのコメント。元祖ムファサ役として大先輩にあたる大和田から「私も30年間ずっとムファサと共に生きていたので想いは強い。若いムファサを演じていただくにあたって、凛として男らしくて、優しさも兼ね備えているような方が良いなと思っていましたが、右近さんだと聞いて大喜び。ムファサ役にぴったりだと思うし、本当に期待しています。凛とした品格、男らしさ、そういった熱いものを持ったまま演じてきってほしい」とのアドバイスを受け取り、「大和田さんやディズニーファンの皆さんのご期待に応えられるように頑張りたい」と感銘を受けている様子だった。 さらにここで、超実写吹替版を担当する監督から右近へのスペシャルメッセージが到着。「歴史を受け継いで新たな王となる運命を進むムファサの姿は、数々の舞台で活躍してきた役者・尾上右近に重なります。その道のりで経験する葛藤や喜び、そして高みを目指す気高き精神を体現する品格のある声の響きは、吹き替え版の中で必ずや私たちのムファサを見せてくれるはずです」とコメントが贈られると、「身が引き締まる思いと、嬉しさ、プレッシャー…いろんな気持ちがこみ上げてきました。僕は歌舞伎界の人間ですが、父は歌舞伎役者ではないので、いろんな想いを積み上げ、先輩たちのおかげもあってここまできた。血は水より濃いと言われているが、水は血より濃いと考えている人もいる。ムファサの境遇を聞き、ムファサへの気持ちが高まり嬉しく思いました」とムファサと自身の共通点を語り、「これまで感じてきた全てを込めて、自分にしかできないムファサを演じたい」と意気込みを語った。 ◆尾上右近、圧巻のアカペラ披露 ディズニー作品初参戦ということもあり、気合十分の右近。そんな右近が声を務める『ライオン・キング:ムファサ』は、歴代作品同様、心揺さぶる楽曲も大きな見どころとなりそうで、右近の歌唱シーンにも期待がかかる。劇団四季出身の大和田は、そんな右近の歌唱を楽しみにしていたといい「せっかくなので皆さまに披露してみたらいかがですか?」と盛大に無茶ぶり。「それは(ムファサだけに)“ムファぶり”ですね」と思わぬサプライズに驚きながらも、右近は、『ライオン・キング』を代表する名曲「サークル・オブ・ライフ」をアカペラで堂々歌唱。その圧巻の歌声に会場中から割れんばかりの拍手が贈られ、黄色い歓声もあがった。大和田も「本当に素晴らしい。これで若いころのムファサに安心して託すことができる。ムファサ愛を繋いでください」と心打たれた様子だった。 その後、大和田から右近へのムファサ引継ぎ式を実施。バトン替わりとして、これから最新作の収録に臨む右近に大和田から直々に、台本とムファサのぬいぐるみが贈られ、右近は改めて「ムファサというキャラクターは、実は孤児だったところから王になっていったという一世一代の伝統の創始者で、物語の中でも“伝統を受け継ぐ”というメッセージが込められています。大和田さんの魂をしっかり受け継ぎつつ、自分ならではのムファサを作っていきたい。日本のムファサを誠心誠意演じたいです」と決意を口にした。 最後に大和田から右近へ改めて、「“ライオン・キング愛”が強い右近さんがムファサを演じてくれるということで、本当に心強い。どうか、『ライオン・キング』、ムファサへの愛を全力で伝えていただきたい」と激励コメントが贈られ、イベントは終了。次世代のムファサ役右近へ継承されたムファサ王のドラマに期待が高まるイベントとなった。 ◆映画「ライオン・キング:ムファサ」 『美女と野獣』『アラジン』を超えるディズニー映画全世界No.1ヒット作『ライオン・キング』、その“はじまり”の物語。息子シンバを命がけで守った父ムファサ王。孤児であった彼の運命を変えたのは、ムファサの命を奪った“ヴィラン”スカーとの幼き日の出会いだった。血のつながりを越えて兄弟の絆でむすばれた彼らは、恐ろしいホワイト・ライオンから群れを守るため、新天地を目指す旅に出る。「君がいたから、強くなれた」。ムファサを偉大な王にした兄弟の絆に隠された、驚くべき“秘密”とは?心ゆさぶる楽曲にのせて、超実写版で描くキング・オブ・エンターテイメント。(modelpress編集部) 【Not Sponsored 記事】
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