「ビッグクラブでの経験」スコールズ氏、古巣マンチェスター・ユナイテッドの新監督にジダン氏を推す。「超一流のクラブで…」
ポール・スコールズ氏が古巣の新監督人事に言及
元イングランド代表MFで、マンチェスター・ユナイテッドのOBであるポール・スコールズ氏が、古巣の新監督にジネディーヌ・ジダン氏が適任であると述べた。イギリスメディア『Mirror』が、現地時間29日に報じている。ユナイテッドは28日、エリック・テン・ハフ監督の退任を発表し、後任人事に注目が集まっている。 【一覧】プレミアリーグ 2024/25夏の移籍情報 全20クラブ 54歳のテン・ハフ監督は、2022年4月にユナイテッドの指揮官に就任すると、22/23シーズンはEFLカップ(カラバオカップ)、23/24シーズンはFAカップのタイトル獲得に導いた。しかし、昨シーズンのプレミアリーグでは、クラブ史上最低順位の8位で終えると、今シーズンは9試合を消化した時点で14位まで順位を落としていた。そうした状況の中、ユナイテッドはテン・ハフ監督の退任を発表。後任監督には、スポルティングCPのルベン・アモリム監督らが候補に挙がっている。 49歳のスコールズ氏は「アモリムは興味深い監督だ。だが、やはりリスクもある」と言及し「彼のスタイルは誰もが知っているし、良いフットボールを展開する。マンチェスター・シティの監督候補にも挙がっていることは、彼の経歴が物語っている」と39歳のポルトガル人指揮官を評価した。 ただ一方で「これらの監督のほとんどは、期待値がそれほど高くないクラブで働いてきた。トーマス・フランクを見ればわかる。彼は、ユナイテッドにとって非常に有能な監督かもしれないが、ブレントフォードでの期待値はユナイテッドほどではない」と自身の見解を述べ「私はトーマス・トゥヘルの大ファンだったが、その可能性はなくなった。彼はビッグクラブを率いて大きなトロフィーを獲得した。(テン・ハフの後任には)ビッグクラブでの経験が必要だと思う」とコメントした。 そして「ここは世界で最も大きなクラブの一つであり、最高の選手が揃っているはずだ。ジダンは超一流のクラブで結果を出し、大きな栄誉を獲得した人物だ。しかし、彼が英語をどの程度学んでいるのか、本当にイングランドに来る気があるのかどうかは分からない」と明かし、ジダン氏が適任であると述べている。なお、後任監督が決定するまでの間、コーチを務めていたルート・ファン・ニステルローイ氏が、暫定的に指揮を執ることとなっている。
フットボールチャンネル編集部