「中学受験はしない」と決断。40代共働き、子ども4人の教育費は「手取り月収の1割」をキープ
授業料や塾代、習い事など、子どもの成長とともに増えていく教育費。将来設計を考えると、お金の使いすぎは避けつつ学習の質を保ちたいところです。ここでは、やりくりに悩みがちな「子育て費用」について、手取り月収の10%以内をキープするブロガー・ベリーさんの実例を紹介。ファイナンシャルプランナー・畠中雅子さんのアドバイスを交えて解説します。 【写真】ベリーさんがよく購入している勉強ドリル
子どもの傾向をつかんで制度を踏まえた対策を
進路によって大きな差が出る子ども費。支出の黄金比である「手取りの10~20%」をキープするにはどうすればよいのでしょうか。 「中学生ぐらいで理系か文系か、ある程度進路の予想がついたら、教育資金の準備計画を確認。とくに理系は大学院まで通うのが最近の傾向で、1000万円は必要です。奨学金などの制度を利用できるかどうか踏まえたうえで資金対策を」(畠中さん)
“かけすぎない”を徹底し子ども費を手取り10%以内に
塾の代わりに家庭学習を徹底して、子ども4人を育てているベリーさん。「子ども費は手取り月収の10%以内」を実現しているその秘訣を聞きました。
●学習机はなし!リビングなら集中力が鍛えられる
勉強は、全員ダイニングテーブルで。 「下の子が勉強が終わってゲームしていても、上の子は慣れているから気にしません。どこでも勉強できる集中力は、リビング学習だからこそ養えます」(ベリーさん、以下同)
●“中学受験はしない”と決めて通塾期間をできるだけ短縮
家族で話し合い、塾通いが必要な中学受験はしないと決断。 「『将来の教育費に備えたいし、家族旅行にもお金をかけたいから、受験は高校からでいい?』と話したら、子どもも納得してくれました」
オンライン学習やドリルを活用し、基礎を身につける
ベリーさんは自宅で受講できるオンライン授業や市販のドリルを取り入れ、学習環境を整えているそう。
●毎月約2000円で学び放題!オンライン学習を活用
好きなときに好きなだけプロ講師の授業をオンラインで聞ける『スタディサプリ』を活用。 「中学生になると親が教えられない勉強もあるので、コスパがよく良質なコンテンツを利用しています」 『スタディサプリ』は中高生の長男、長女が受講中。 「テーマ別に1講義5分の授業なので、子どもはわからないことがあると、気軽に開いて見ています」
●ドリルなら1冊1000円以下!節約できて基礎も身につく
家庭学習の基礎となるドリルは、ベリーさんが厳選。 「いいと思ったものは、シリーズでまとめて購入。だいたい値段は1冊1000円以下なので、塾に通うよりもかなり節約できています」 「はじめての」シリーズは、小学校入学前におすすめ。 「『徹底反復』シリーズは算数が単元ごとに1冊になっていて、基礎を学ぶのに最適」
ESSE編集部