サウスウエスト航空の旅客機、4月に海面寸前まで急降下-無事に着陸
(ブルームバーグ): サウスウエスト航空の運行する旅客機が4月、ハワイ沖で海面寸前のところまで急降下する場面があった。
着陸を試みようとしたが、悪天候で停止せざるを得なくなった後に起こったという。
サウスウエスト航空が先週パイロットに配布した文書の内容をブルームバーグが確認した。この問題はこれまで伝えられていなかった。
その旅客機は毎分4000フィート(1.2キロ)以上という異常なペースで急降下したが、パイロットが機体を急上昇させ、災難を逃れた。負傷者は出ておらず、機体は出発したホノルルの空港に無事戻った。
米連邦航空局(FAA)はブルームバーグの問い合わせに対し、調査中だとコメントした。
フライト追跡サイト、ADS-Bエクスチェンジによると、問題の旅客機は高度約1000フィートからわずか数秒で海面まであと400フィートのところまで急降下。その後急上昇を始めた。
サウスウエスト航空は声明文で「当社にとって安全が第一だ」と指摘。「強固な安全管理システムにより、この出来事は適切に処理された。われわれは常に継続的な改善に努めている」とコメントした。
原題:Southwest Plane Plunged Within 400 Feet of Ocean Near Hawaii(抜粋)
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Mary Schlangenstein, Allyson Versprille