【阪神】「1日の負けは痛かった」と矢野氏...前日は才木11勝目&佐藤輝3ランHR“いい流れが来そうな勝ち方”からの敗戦 逆襲のキーマンは原口・糸原
―――そんな中、15試合連続ヒット中で、8月の月間打率が3割9分と絶好調なのが近本光司選手です。MBSの取材に近本選手は好調の理由の1つとして、8月は人工芝の球場が多いことを挙げていました。土と人工芝では何が違うのでしょうか? 「土の方が打球は遅くなるので、打球が走ってくれる人工芝で近本は楽に打席に立てているということだと思います」 ―――また、リーグ戦終盤に向かうにあたり、個人成績などの数字を意識してしまうそうです。振りににいく怖さを恐れないために、“数字にとらわれない”ということも大事だと近本選手は話していました。やはり選手は数字を意識してしまうものですか? 「選手も僕らも普段、数字にとらわれまくっているんで。そればっかりになるので、あえて考えないようにするっていうことは結構大事なことなんじゃないかな。今に集中するっていうのは、今できることなので。成長したなって思いましたね」
阪神は首位・広島と5.5ゲーム差の3位
―――9月2日時点で、阪神は首位・広島と5.5ゲーム差の3位。2位の巨人とは5ゲーム差です。残り試合は阪神より広島の方が6試合多いです。ただ、阪神は残り22試合中13試合が甲子園球場で、この点は阪神にプラスですよね? 「やっぱりホームで、ファンの皆さんの声援の中でやれるっていうのは圧倒的有利ですよね」 ―――9月の“逆襲”のキーマンに、矢野さんは原口文仁選手と糸原健斗選手を挙げました。 「スタメンに出る、試合に出る選手が頑張るというのはもちろんなんですけど、1人ではちょっとなかなか勢いがつけられないかなっていうような状況があると思うんですよ。誰の声が一番届くのかな、選手自身が受け止めるのかなってなれば、この2人の言葉がめちゃくちゃ受け止められると思うんですよ。“俺らはもっと頑張らなあかん”っていうことがたぶん届くと思うので、この2人が僕はキーマンかなと」 ―――そして、最後まで諦めない姿をファンに見せることこそが、プロだと? 「そうですね、今やれることをしっかりやってもらいたいですね。(優勝の可能性は)もちろんありますよ」 (2024年9月2日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)