餅いろいろ食べ比べ 福井で催し
福井県の餅文化を楽しむイベント「幸せもちもち満腹祭2024」(福井新聞社後援)が11月30日と12月1日、福井県福井市のハピテラスで開かれた。開場とともに多くの人が訪れ、あべかわや雑煮、フルーツ大福など多彩な味の食べ比べを楽しんだ。 福井は餅の消費量が全国トップクラスで、祝い事や年中行事で振る舞われるなど生活に根付いている。イベントは、餅文化を県内外に発信しようと県菓子工業組合と市、まちづくり福井でつくる実行委員会が2020年から毎年開いている。 会場には県内各店・団体の実演販売ブースがずらり。つきたての餅で作ったぜんざいやおろし餅のブースには長蛇の列ができた。羽二重餅と餡(あん)、バタークリームをチーズクッキーでサンドした見た目も華やかなスイーツもあり、訪れた人は好みの餅を満喫していた。 家族で訪れた福井市の60代女性は「普段からよく餅を食べるが、寒い外で食べる温かい餅はよりおいしく感じる」と笑顔で頬張っていた。