【オートレース】森且行が今年4度目の優勝戦進出!「新しいことやっていかないと」~川口オート
オートレーサーの森且行(50)=川口・25期=は15日、埼玉県川口オートレース場で開催された地元シリーズの3日目・第11レース「準決勝戦」に出走。8車立ての6枠からナイスダッシュを決めて、序盤から快調な動きを披露して、勇躍先頭へ。終盤は中村雅人の強烈な差し足に屈したが、2着ゴールを決めて、今年4度目の優勝戦進出を見事に果たした。 SG全制覇の超実力者には完敗したが、自身もシャープなレース足を示して表情はすこぶる明るかった。「めったにやらない電気位置の調整をしたら、2日目は先に足が行き過ぎてしまったので、すぐに戻しました。そうしたら今度はレース足が出てくれました。2日目は逃げる分にはいいのかな、という症状だったので、よ~し、今度はその中間を取れるようにまた電気位置をやって来ます。これまでは本当に一年に一回ぐらいしかやらなかったんですが、すごく反応はしてくれるので、これからは電気を極めちゃおうかな(笑い)。あとはスタートですね。青山周平君(全国ランク1位)に教えてもらったやり方で切っているんです。彼はタイミングは普通ぐらいなのに、そこからグウ~ン!ってものすごく加速して行くので、今練習しています。でも、シューヘーは子どもの頃から世界でバイク(ロードレースから転身)を乗っていたからね。自分は町で自転車だよ(笑い)。そりゃあ簡単にはできないよね(苦笑い)」 さあ、通算33度目のV達成へ。2020年11月3日の日本選手権オートレースを制覇して以来となる優勝をつかむべく、開催最終日・16日は第12R「優勝戦」(午後8時45分発走予定)へ登場する。「えっ? 優勝原稿を書きに休み返上で取材に来る? いやいや、ゆ~っくり休んでいてよ。ケーイチロー(鈴木圭一郎)でしょ、マサト(中村)でしょ、もう今回は相手が強すぎるって(苦笑い)。でも、電気位置をやり始めてたり、シューヘーにスタートを教えてもらったり、やっぱり若い人にいろいろ聞いて、新しいことをやっていかないとダメということなんだよね。ほら、ボクはもうおじさんだから(笑い)。今朝だってさ、朝の5時半には起きちゃったよ。朝ご飯は8時半だから、ずっと空腹を我慢だよ(さらに笑いながら)。仕方ないからさ、朝っぱらからコースを歩いて運動しちゃったよ。ねえこれ、見てよ(自分の顔を指差しながら)。かなり日焼けしたでしょ。レース場に来て真っ黒になっちゃうなんてヘンだよなあ(ここで苦笑いがピークに達する)。まあ、最後も頑張りますよ! 前々回の優勝戦が3着で、前回が2着でしょ。う~ん、何かまた3着に戻っちゃいそうな気がしなくもないんだけれどね(ニッコリほほ笑みながら)」
報知新聞社