余命宣告された仲間を励ます“ガンダムの絆”…SNSで応援の輪、立ち上がったマンガ家「自分は絵を描くことでなら伝えられる」
■つながる“ガンダムの絆”「みんな『いいことしよう』と思っているわけじゃない。でもそれが素敵なこと」
――完成してみて、いかがでしたか? 【本澤友一郎】「できた…」って感じでした。正直、pajaさんの塗装感はあまり出せなかったかなと思いますが、私が感じた魅力は込められたかなと思います。 ――pajaさんに本作について伺ったところ「うれしくて、うれしくて、身体が痛い中、こんなに素晴らしい作品を作って頂き本当にうれしいです。(本澤さんを含め)たくさんの方から応援してもらえてます。だから、まだまだ頑張れます!」とコメントを寄せてくれました。 【本澤友一郎】全く連絡もなしに勝手に描いていたのですが、完成作をご覧になったpajaさんが喜んでくれて本当に良かったです。また、個人的にも「メカ」を敬遠していましたが、このジオングがメカ絵の苦手感から解放してくれ、次に何を描こうか考えるのが楽しくなりました(笑)。好きなアレンジでドムとかを描いてみたいですね。 ――ご自身や、先日CG合成で「ア・バオア・クー」を生み出したうすたまさん(@zichi3150)のように、pajaさんの作品をもとに新たな作品が生まれ、それを同氏が励みとして受け取る素晴らしい連鎖が生まれています。また新たな作品ではなくても、「#pajaさんを応援しましょう」というハッシュタグが生まれ、ガンプラモデラー、ガンダム好きの方々がそれぞれの形でpajaさんを励ましています。こうした“ガンダムの絆”をどのように思われますか? 【本澤友一郎】きっとみんな「いいことをしよう」と思ってるわけじゃないんだと思います。好きなことを好きなようにやっていて、それで知った人の中に大変な境遇の人がいたら、「好きなことでいっぱいにしていこうぜ!」くらいの感じじゃないかなと。でもそれが素敵なことだと僕は思います。