「バッグの持ち方」が原因...? "中年期の髪" にダメージを与える5つの「意外な要因」を、専門家が解説
布団のシーツや、枕カバーは"見た目よりも素材"で選んで。
あくまでも髪の健康の観点から言うと、パリッとしたリネンのシーツや枕カバーは見た目に美しいかもしれないけれど、髪にとっては悲惨だとゾーイ。 「私にはお気に入りのベッドリネンがあったのですが、髪には最悪でした。睡眠中に髪がどうなっているのか考えてみることが必要。少なくとも8時間はベッドの中にいて、寝返りを打っている間に髪の最上層が擦れてしまうのです。シルクの枕カバーに変えると、違いが出ますよ」
リッチなヘアケア製品
ゾーイは、髪に良い製品を使い過ぎるのも問題だと言う。「この2~3年に私が見た最大の問題の一つは、髪の結合を強化するトリートメントの使い過ぎによるものです。誰でも心地いいものを使うと、それを使い続けてしまいがち。ですが、中年期の髪に使い過ぎはハードで、髪を脆くします」。 かえって髪が硬くなってスタリングしにくくなり、髪をまとめるのに苦労しているうちに熱によるストレスが増してしまう。 また、その人の髪のタイプによって必要な保湿レベルは異なる。よって、乾燥した髪にリッチなトリートメントをすれば一気に成分を吸収するという単純なものではない。 「必ずしも高級な製品が誰にでも効果的なわけではありません。自分に効果的なものを見つけ、保湿製品をどう重ねたり交替したりするか、専門家から学ぶといいと思います。リッチなマスクを使ったら、私の髪はとても柔らかく感じるようになるでしょうが、2日後にまた同じ製品を使うのは使いすぎかもしれません」
頭皮ケアを怠る
お風呂上りのスキンケアは髪の生え際で終わりではない。その先を無視しないで! 「頭皮の角質を取り除くこともとても重要です。基本的に、それをやらないと髪は成長できません」とゾーイ。特に、年齢を重ねるにつれて頭皮をスクラブすることが大事になるという。「中年期になると、髪の1本1本が細く、脆くなる縮小化が起こります」。そこで1週間に1度スクラブをして、髪の成長を助けることを彼女は勧める。 が、それだけではダメ。指先を使って、理想的には髪が乾いている時に、頻繁にマッサージすると成長を刺激し、年齢やホルモンの変化、熱によるダメージによるヘアロスの埋め合わせに役立つ。「シャンプーする時と同じ動きではなく、頭皮を押すような動きです」とゾーイ。 「手を上の方にスライドさせながら、指で押さえつけるようにマッサージします。頭皮が動いているのがわかりますよね。親指がとても重要。親指を耳の後ろに当て、残りの指を頭の上の方に置くのが私は好き。髪を豊かにしたければ、マッサージは非常に重要ですよ」 最後に、粘り強くやれば報われるという鉄則を忘れないこと。「私のクライアントには諦めないようにとアドバイスしています。マッサージを1年続け、鉄分摂取量を増やしたら、毛量が2倍に増えたクライアントが何人もいますよ」 努力あるのみ! ※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。
From Good Housekeeping UK