国会占拠の学生ら、新団体「島国前進」を結成/台湾
■野党元党首「私たちは仲間」、与党議員「理念を貫いて」 民進党・元党首の蔡英文氏は、民進党と新団体は協力関係にあるとの考えを示し、「以前の私たちの成果には不満を持ったかもしれないが、今後はお互いの考えをじっくりと話し合い、ともに台湾を良くしていきたいと思う」と話した。同党・現党首の蘇貞昌氏は「一番大きなものは、国民の力。民進党は、いつも国民と同じ立ち位置にいる。力を合わせて傲慢な与党に立ち向かいたい」と話している。 また、与党・国民党の立法委員(議員)である呉育昇氏は「島国前進」の結成に対して「団体を結成することに反対はしない。ただし、立法院や総統府を占拠したりせず、中華民国政府の体制も崩すことなく、秩序を守って活動して欲しい。学生リーダーらは「政治には関与しない」といっているが、彼らの持つ影響力は政治家と同等だ。やるなら、民進党のように考えをコロコロと変えず、自らの理念を貫ぬき通してほしい」と語っている。 (文責:TomoNews/台湾)