NBAでもプレー、新加入ザイラン・チータムのチーム順応見えてきた 「攻撃パターンを広げられる」梶山GMも思い描く爆発的な活躍
◇名古屋ダイヤモンドドルフィンズ特集「RED PASSION」 りそなBリーグ1部(B1)は28、29日にドルフィンズアリーナなどで行われ、中地区の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(名古屋D)は日本代表のジョシュ・ホーキンソン(29)を擁するSR渋谷に2連勝して2024年を締めくくった。新加入のザイラン・チータム(29)が本領を発揮しつつある。2025年初戦となる1月4、5日の群馬戦での活躍にも期待したい。 豪快なダンクシュートに、派手なブロック。手足の長さとジャンプ力を生かしたプレーに、会場がどよめく。身長203センチ、体重100キロ。NBAでのプレー経験もあるチータムが手応えを口にした。29日の試合後に「すごく感触はいい。コーチングスタッフ、チームメートに感謝している。波あり谷ありだが、チームメートがうまくチームに僕を絡めてくれる」と今季前半を振り返った。 NBAサマーリーグに参加していたため、新加入組では最も遅くチームに合流。ショーン・デニス監督の独特の攻守システムの理解にも時間がかかった。「もう少し頑張れたことがあったかもしれない。でも別にヘッドダウンすることでもない」と今は前向き。コート上で迷う場面が減り、フリースローも安定してきた。 デニス監督は「守備のシステムを学んで、それを信じるようになってから、彼の評価はだいぶ良くなっている」とプレーの向上に太鼓判。さらなる活躍を期待して、オフェンスリバウンドの一貫性と、オフボールでの動きの改善を求めた。梶山信吾ゼネラルマネジャー(GM)も「スコット・エサトンのように攻撃時に先頭を切って走る場面が増えれば、攻撃パターンを広げられる」と思い描く。コート上でチータムが爆発的な活躍を見せる日も、きっと近い。
中日スポーツ