「グラディエーターII」邦題決定&本予告完成 主人公ルシアスは、ラッセル・クロウ演じるマキシマスの息子だった
巨匠リドリー・スコットの名作「グラディエーター」続編の邦題が、「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」に決定し、あわせて海外版本予告と新場面写真がお披露目。映像では、ポール・メスカル扮する主人公ルシアスの父が、前作でラッセル・クロウが演じたマキシマスであることが明かされている。 【動画】「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」海外版本予告 人類の歴史上、最大級の栄華を誇った大帝国・古代ローマを舞台にした「グラディエーター」は、苛烈を極める皇帝の後継者争いの陰謀に巻き込まれ、奴隷の座へと落とされた元大将軍マキシマスが復讐を誓い、剣闘士(グラディエーター)としてコロセウムで極限の闘いに挑むさまを描いた作品。クロウ、ホアキン・フェニックス、リチャード・ハリスら名優たちによる演技合戦、大スケールで描かれる情熱的なバトルシーンなどが話題を呼び、第73回アカデミー賞では作品賞、主演男優賞(クロウ)を含む5部門受賞(12部門ノミネート)を果たした。 続編では再び、スコット監督がメガホンをとる。アカデミー作品賞受賞作の続編が、同じ監督によって作られるのは、フランシス・フォード・コッポラ監督作「ゴッドファーザー」(1972)の続編「ゴッドファーザー PART II」(74)以来。もし本作がアカデミー作品賞を受賞すれば、約50年、半世紀ぶりのシリーズ2作連続受賞となり、期待が高まっている。 主演は「aftersun アフターサン」で第95回アカデミー主演男優賞にノミネートを果たし、「異人たち」など話題作への出演が続くメスカル。そのほか、デンゼル・ワシントン、ペドロ・パスカル、コニー・ニールセン、ジョセフ・クイン、フレッド・ヘッキンジャーら豪華俳優陣が勢ぞろいしている。7月にティザー予告が公開されると、公開後24時間のうちに、全世界で「トップガン マーヴェリック」を超える再生回数1億2800万回を記録した。 本予告では、将軍アカシウス(パスカル)率いるローマ帝国軍の侵攻で、愛する妻を殺されたルシアスを活写。全てを失い、アカシウスへの復讐を胸に誓った彼は、謎の男・マクリヌス(ワシントン)と出会う。ルシアスの心のなかで煌々と燃え盛る“怒り”に目をつけたマクリヌスの導きで、ルシアスはローマへと赴き、マクリヌスが所有する剣闘士として、コロセウムで待ち受ける戦いへと踏み出していく。 彼の周囲では、虎視眈々と権力の座を狙うマクリヌス、飢えるローマ市民など意に介さず、権威を誇示し続ける双子皇帝のゲタ(クイン)とカラカラ(へッキンジャー)、前作に登場した元皇帝コモドゥス(フェニックス)の姉で、マキシマスのかつての恋人・ルッシラ(ニールセン)、自らの命を狙うルシアスとの戦いを余儀なくされる将軍・アカシウスら、さまざまな登場人物の思惑が入り乱れている。そんななか、ルッシラの口から、ルシアスの父親がマキシマスであるという衝撃の事実が語られる。「父親のように強くあって」というルッシラの言葉、そしてルシアスがマキシマスのかつて着用していた鎧を手に取るシーンに、胸が熱くなる仕上がりだ。 場面写真では、ルシアスが重厚な鎧に身を包んだ屈強な戦士たちを頼もしく従える姿、コロセウムでの戦いに赴こうとする瞬間がおさめられている。 「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」11月15日から全国公開。