『町中華で飲ろうぜ』初出演の初々しい姿が話題 無限大の伸び代「何もかもが初めて」
まさかの『町中華で飲ろうぜ』レギュラー抜てきに「新人らしさを見てくださったのかな」
俳優の清田みくりがBS-TBSの人気番組『町中華で飲ろうぜ』(月曜午後10時)の新レギュラーに抜てきされた。4月8日には初回出演の模様が放送されたが、観ているこちらが緊張してしまうほどの、初々しい食リポで早くも視聴者の心をわしづかみしつつある。(取材・文=中村彰洋) 【写真】ガチガチに緊張しながらも豪快な飲みっぷり…『町中華で飲ろうぜ』初出演でビールを口に運ぶ清田みくりの姿 2019年の放送開始時から出演していた高田秋と坂ノ上茜が卒業し、バトンを受けたのが元乃木坂46の樋口日奈と清田だった。レギュラー出演の吉報には「なんで私なんだろう」と驚きの思いが大きかったという。 「出演者を決める選考のようなものがあって、そのときに食リポをまったくうまくできませんでした。初の現場でスタッフさんから『たくさん新鮮なことがあると思うから、それを楽しんで』と声を掛けていただきました。私にとって街中華もバラエティーも何もかもが初めてなので、そういった新人らしさを見てくださったのかなと思っています」 番組の印象は「親近感のある番組」。初回ロケは1人での出演だったため、まだ玉袋筋太郎や樋口と顔を合わせたことはない。 「昔からアイドルが好きだったので、樋口さんのお名前を見ただけで『まぶしい!』ってなっちゃいました(笑)。樋口さんの姿からもたくさん参考にさせていただきながら、勝手に切磋琢磨したいと思っています」 初ロケではとにかく「沈黙を作らない」ことを意識した。「しゃべれるだけしゃべるようにしました! そうしたらどこかいいところをスタッフさんが見つけてくれると信じて、話し続けました」と笑う。人生初バラエティーということもあり、今後の伸びしろは無限大。「成長する気満々です」と前のめりだ。
転機は『さくらの親子丼2』への出演「泣いちゃうくらいすっごい悔しかった」
幼少期からとにかく「テレビ」に憧れていた清田。何になりたいかではなく、とにかくテレビの中の世界に飛び込みたいという思いで、18年に開催されたアミューズの「全県全員面接オーディション」に応募した。 「アイドルになりたいとか俳優さんになりたいと思ったことはありませんでした。とにかくテレビの中がキラキラしていて、そんな世界に憧れていました。地元が和歌山県ということもあって、雲の上の存在だと思っていたんです。手が届かないから見ているだけ。そう思っていたときに、お母さんが大阪でオーディションが開催されると教えてくれて、とりあえず受けてみようと応募してみました」 オーディションでの姿が目に留まり、トントン拍子で事務所所属が決定。19年には『さくらの親子丼2』(東海テレビ)で俳優デビューを飾った。漠然とテレビに憧れていた清田が、明確に「俳優としてやっていきたい」と胸に決めたきっかけが同作への出演だった。 「事務所に所属して、歌やダンス、お芝居のレッスンを受けさせてもらっている中で、お芝居が1番楽しいと思うようになりました。そんなときに『さくらの親子丼2』に出演して、自分の芝居をテレビで初めて観たときに、自分が思い描いていたお芝居が全くできていなくて、泣いちゃうくらいすっごい悔しかったんです。そのときに『もっと頑張りたい』と闘志に火がつきましたね」 活動を開始してからはや6年。「今までは視聴者として、ただ観るだけで楽しい娯楽としか思っていませんでしたが、実際にお仕事を重ねていく中で、テレビも映画も舞台も、ものづくりなんだなと肌で体感するようになりました。キラキラした裏側では、必死に頑張っている人の姿を間近で見るようになって、意識が変わっていきました」。