英国馬術界に激震!有力金メダリストが馬への”虐待ビデオ”流出で直前に五輪辞退を発表「長い鞭で最低でも1分間に25回、馬を叩いている」【パリ五輪】
パリ五輪を目前に控え、英国馬術界に激震が走っている。 現地7月23日、馬術界のスーパースターが直前で五輪辞退を発表した。 【動画】あまりにひどい…デュジャルダンが1分間に25回、馬にムチを打っていたとされる動画 過去3大会で金メダル3個を含む計メダル6個の実績を持つシャーロット・デュジャルダン(英国)がかつて、馬を虐待したと見られるビデオが流出。波紋を呼んでいる。 問題のビデオは過去に後輩への馬術の指導中に馬を鞭で打っていたとされるもの。英紙『ザ・サン』は「長い鞭で馬を最低でも1分間に25回叩いている」と報じた。 このことが明らかになったきっかけは、現地の月曜日に国際馬術連盟(FEI)に動画が添えられた告発が提出されたことにあったという。 同連盟が調査を進めると同時にテレビ番組等でも動画内容が大々的に報じられ、一大スキャンダルに発展した。 デュジャルダンはこの事態を受け、文書で声明を発表、五輪辞退を決めた。 声明には「4年前に撮影された映像でコーチングのプロセスにおける判断ミスが明らかになりました」とつづるとともに馬への虐待とも取れる対応を取ったことに関して「弁解の余地はありません。私は自身を深く恥じている」と語っている。 39歳のディジャルダンは2012年ロンドン五輪に初出場すると、個人、団体で2つの金メダルを獲得、16年リオデジャネイロ五輪では個人で金、団体で銀、21年東京五輪では個人、団体で銅メダルを獲得していた。 まさにスター選手だったが、"貴族のスポーツ"ともいわれる馬術においてふさわしくない行為が発覚、英国民からも厳しい目が向けられている。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]