北千葉道路、市川の3.2キロ認可 説明会経て用地買収着手へ
市川市の外環道と成田空港を最短で結ぶ国道464号「北千葉道路」(全長約43キロ)で、同市などの3・2キロ区間における都市計画事業の承認・認可が20日に告示された。国は今後、地権者らに対し事業概要の説明会を開催し、用地買収に着手する。 国土交通省によると、今回承認・認可されたのは、2021年度に事業化された市川・松戸区間3・5キロのうち、市川市堀之内から大町まで(一部松戸市含む)の3・2キロ区間。 同区間を巡っては、7月に沿線7市の市長と市議会議長で構成する「北千葉道路建設促進期成同盟」(会長、芝田裕美鎌ケ谷市長)が県庁を訪れ、早期整備を図るよう求める要望書を熊谷俊人知事に提出していた。 北千葉道路は沿線地域の慢性的な渋滞解消や国際競争力の強化を図るほか、災害時には緊急輸送路となる高規格道路。国交省担当者は「非常に重要な道路で、地域住民や沿線自治体からの期待の声も大きい。地域の皆さまにご協力いただきながら着実に進めていきたい」と説明した。