号泣の浜野まいか「このチームが大好きだった。紗希さんに金メダルをあげたかった」元チェルシー指揮官から愛ある言葉も
[8.3 パリ五輪準々決勝 日本女子 0-1(延長) アメリカ女子 パリ] 日本女子代表(なでしこジャパン)FW浜野まいか(チェルシー)は試合終了後、仲間を思って号泣した。 初めてのオリンピックだった。グループリーグ初戦・スペイン戦は後半から投入されて五輪デビュー。第2節・ブラジル戦では先発を飾った。第3節・ナイジェリア戦では五輪初ゴール。20歳はいつも笑顔で五輪を楽しんでいた。 楽しかったのは仲間と一緒だったから。試合後には人目もはばからず号泣。「このチームが大好きで……(熊谷)紗希さんに金メダルをあげたかった」と言葉にした。 対戦したアメリカの指揮官エマ・ヘイズは、浜野が所属するチェルシーの元指揮官。試合後、涙に暮れる浜野に静かに寄り添っていた。「Keep goingとずっと言われて。まだ若いからしっかりチェルシーでねって。チェルシーの心は一緒だよって言って慰めてくれた」。浜野は多くの人に愛されている。その愛とこの悔しさをバネに、今後さらなる成長を遂げるはずだ。