定年後に主婦の経験を生かして「調理補助」を始めるか検討中。未経験でもいいそうですが、わりと稼げるのでしょうか?
求人情報で目にする機会のある調理補助。未経験でもOKのケースが多いため、検討している方もいるでしょう。ただ、同じように求人を眺めていると出てくる「調理師」との違いが気になる方もいるのではないでしょうか? ▼65歳から70歳まで「月8万円」をアルバイトで稼ぐと、年金はどれだけ増える? そこで本記事では、調理補助の仕事について、調理師との違いなども含めて解説します。
調理補助とは? 調理師との違いは?
調理補助とは名前の通り、調理する方の補助を行う仕事のことです。 業務範囲について明確にルールが定められているわけではないため、職場により業務内容が異なります。しかし、主に調理器具の準備や食材の下ごしらえ、簡単な盛り付け、食器洗いなどがほとんどです。 ここからは、調理補助とよく混同される「調理師」との違いに焦点を当てて解説します。 1.必要資格の有無 調理補助は資格を持っていなくても仕事を行えますが「調理師」として働く場合には「調理師免許」の資格が必要です。 調理師免許を取得するためには、以下のいずれかの方法をとる必要があります。 ●中学校卒業以上または同等の学力を持っていること、かつ2年以上、調理業務に従事したうえで調理師試験に合格する ●厚生労働大臣が指定する調理師養成施設(調理の専門学校など)を卒業する 今後の目標として、調理補助として実務経験を積み、調理師試験を受けて調理師を目指すのもいいでしょう。 2.仕事内容 調理補助は調理する方をサポートするのが主な仕事になりますが、調理師の場合は調理することに加え、仕入れや衛生管理、メニュー考案などさまざまです。 また、調理師でも見習いや新人の場合は調理補助を兼任する場合もあります。このように、調理師と調理補助を混同されている方もいるようです。 基本的には調理補助は「サポート」、調理師は「調理業務全般」と覚えておくといいでしょう。
調理補助の主な職場
調理補助と聞くと飲食店で働いているイメージが強いかと思いますが、実際にはさまざまな場所で活躍できる職業です。調理補助の勤務先の例は以下の通りです。 ●保育園 ●学校 ●高齢者施設 ●ホテル ●病院 ●スーパー ●社員食堂 中でも保育園や学校は給食・おやつなどの提供のみであることから、勤務時間が固定になっていることもあります。