広島・森下 打って守って4勝目! マルチ&1打点&7回0封! 元同僚・西川から2K「良かったです」
「広島14-0オリックス」(29日、マツダスタジアム) 爆発した打線に自らも加勢し、マウンドでも輝きを放った。広島・森下暢仁投手が7回3安打無失点の好投で4勝目。打っても2安打1打点と投打にわたる躍動で、チームの5連勝に貢献した。 【写真】バッティングだけじゃない スライディングも野手顔負け 一、二回は「(直球が)シュート回転して、逆方向にヒットを打たれた。カーブも高いやつがポテンヒットになった」と振り返るように、3安打を浴び走者を背負った。それでも「そんなに嫌なヒットじゃなかった。そこが次につながってリズム良く投げられたのかなと思う」とここからさすがの修正力を見せる。 三回以降は1人の走者も出さない完璧な投球を披露。味方の大量援護を受ける中、淡々とアウトを積み重ねて攻撃に流れをつないだ。心待ちにしていた昨年までの同僚・西川との対戦でも、3打数無安打2三振と圧勝。「しっかりアウト取れて良かったです」と満足顔だった。 バットでも魅せる。三回先頭で右前打を放つと、六回無死一、三塁ではスライダーを片手で拾い、右前適時打をマーク。「真っすぐきた後に、1球変化球が来るかな」と野手顔負けの“読み打ち”で打率を・375まで上昇させた。 チームは交流戦を連勝スタートし、首位の座をがっちりキープ。お立ち台で「次もチームが勝てるように頑張ります」と鯉党の歓声に応えた森下。二刀流の活躍からも目が離せない。