平原綾香さんがテーマソング披露 あいサポートフェスとっとり2024開幕
障害者への理解を深め、共生社会の実現を目指すイベント「あいサポートフェスとっとり2024」(鳥取県主催)が8日、倉吉市のエースパック未来中心で開幕した。2009年に鳥取県から始まった「あいサポート運動」の15周年記念式典があり、あいサポート大使で歌手の平原綾香さんが運動テーマソング「虹の向こうへ」を初披露した。 代表曲「ジュピター」で知られる平原さんは昨年7月に大使に就任し、テーマソングの作詞、作曲に取り組んできた。「虹の向こうへ」は、姉が暮らす米国・ロサンゼルスで構想を練った作品で、よく雨が降り、その度に虹が見える気候から着想を得たという。 「つらいことも未来につながっているというメッセージを込めた。あいサポート運動が日本中、世界にも広がっていくよう架け橋になれば」と語り、壮大なメロディーに乗せて力強い歌声を響き渡らせた。会場からは大きな歓声と拍手が送られた。 式典では、平井伸治知事が同運動の歩みを振り返り「まだまだ互いに理解し、行動を起こしていかなければ」とあいさつ。この後、県内外のあいサポート企業4社が登壇し、実践事例を発表した。 9、10両日は同施設で「あいサポート・アートとっとり祭」が開かれ、県内25団体とゲストアーティストがパフォーマンスを繰り広げる。
日本海新聞