期待しかない! 名古屋グランパス注目の新戦力(5)27歳でJ1初挑戦!元日本代表とポジション争いに
明治安田J1リーグの2024シーズンは2月23日に開幕を迎える。昨季勝ち点52の6位でフィニッシュした名古屋グランパスは、今冬にこれまでの陣容を刷新する大型補強を敢行した。今回は、彼らの中から新天地での活躍が期待される選手を紹介する。※スタッツは『Transfermarkt』とデータサイト『Sofa Score』を参照
MF:小野雅史(背番号41) 生年月日:1996年8月9日(27歳) 前所属:モンテディオ山形 2023リーグ戦成績:38試合0ゴール3アシスト 昨季までJ2リーグでプレーしていた小野雅史は、今冬に名古屋グランパスへ個人昇格を果たした。 大宮アルディージャの下部組織で育った27歳の左サイドバックは、2019年に同クラブのトップチーム入り。当初は中盤の選手として左サイドハーフやトップ下で起用されていたが、2022シーズンに左SBにコンバートされた。2023年冬に移籍した前所属の山形でも大宮時代と同じく左SBでの起用がメインとなっている。昨季3バックを採用していた長谷川健太監督率いる名古屋では、順当に行けば左ウィングバックの戦力として数えられているだろう。 小野の魅力は、高い走力とタイミングの良い攻撃参加にある。献身的な守備もできるため、攻守にバランスの良いSBだと言えるだろう。また狭いエリアでも簡単にボールを失わず、精度の高いロングパスで局面を打開できる点も強みの1つだ。昨季はリーグ戦38試合に出場し3アシストを記録している。 今季は、同じく新加入の山中亮輔(セレッソ大阪から完全移籍)とポジションを争うことになる。先日行われたFC岐阜とのプレシーズンマッチでは山中が先発したが、より守備的な戦い方をする場合は攻守に貢献できる小野に軍配が上がる。初めてのJ1の舞台で躍動する小野の姿が楽しみだ。
フットボールチャンネル