第2次森保J最速10アシスト到達!! ソシエダではCKキッカー外れていた久保建英「監督が見てくれたらいいんですけど(笑)」
[9.5 W杯最終予選 日本 7-0 中国 埼玉] 過去2大会の敗戦で鬼門とされるW杯アジア最終予選の初戦、前日練習後に「早い時間帯に点を取って変な緊張感をなくしていければ」と話していた日本代表MF久保建英(ソシエダ)が自らの左足で先制点を導いた。 【写真】「スタイル抜群」「目のやり場に困る」“勝利の女神”のアウェー遠征に反響 0-0で迎えた前半12分、久保のクロスから獲得した左CKを自ら蹴ると、ゴール前ニア寄りで反応したのはMF遠藤航(リバプール)。見事なスクリーンプレーでフリーになっていた主将が強烈なヘディングシュートを突き刺した。 久保によると、このゴールは「セットプレーの練習通り」。もともと「左からのニアのボールは得意」だといい、「できるだけ上から落ちるようにというのは意識していたし、あれだけ完璧にフリーで動けば多少ボールがラフでも叩けるかなと思った」と思い描いていた形で決まった会心のプレーだった。 そんな久保だが今季、所属先のソシエダではプレースキッカーの担当から外れ、新加入のMFセルヒオ・ゴメスに大役を譲っている。 あらためてキック精度の高さを示した久保は試合後の取材で「(イマノル・アルグアシル)監督が見てくれたらいいんですけどね(笑)」と冗談まじりにコメント。「監督の狙いもあるし、チーム的にいまファーのボールが多かったり、CKの場合は守備の戻りの部分もあるので一概には言えない」としながらも、「僕もいつでも準備できてるよと思うところもある」とキッカーに名乗りを挙げた。 なお、この日の久保は後半32分、MF伊東純也のゴールもアシストし、第2次森保ジャパン最速での10アシストに到達。さらに終了間際にはダメ押しのゴールも記録し、ゴール数とアシスト数を足したスコアポイントでも4ゴール10アシストの「14」で伊東(5ゴール9アシスト)に並んだ。 前日練習では2年後の北中米W杯に向けて「前回のW杯は僕が思っていたものと違ったけど、今回は年齢的にも世界で見ても中堅のレベルになる。このまま今の立場を崩さず、しっかりと中心選手としてチームを引っ張っていきたいと思う」とも語っていた久保。そんな存在感をあらためて証明する最終予選初陣となった。