東京都知事選の戦略は?──「人が少ない地域から…」川上戦術、過密日程で“金融街ツアー” SNSも舞台【#みんなのギモン】
■親交のあるタレントが応援演説
山崎アナウンサー 「池袋で22日にあった田母神氏の演説では親交のあるタレントのデヴィ夫人が応援に駆けつけました。『田母神俊雄です。75歳です。年齢の詐称はしておりません」と田母神氏が言うと、隣のデヴィ夫人が『私84歳です。元気です。75歳はまだ若いです』と話しました」 田母神氏は保守派の受け皿を目指していて、保守層を意識した教育政策などを訴えています。22日は「教育を正常化して自信と誇りを持った日本人を育てることを頑張っていきたい」などと主張していました。
■制服姿の若者に声をかけるスタッフ
山崎アナウンサー 「続いて蓮舫氏です。若い世代からの支持を獲得したいという狙いが、街頭演説にもにじみ出ていました」 「『職場で働く若い人たち、働きたいという若い人たちの奨学金を、東京都が返済を支援したい。若い人たちの待遇を思いっきり改善していくことこそが…』などと訴え、『若い人たち』と連呼していました」 「さらに演説中、陣営スタッフが制服姿の若者に声をかけたり、直接チラシを配ったりする様子も多く見られました」 刈川くるみキャスター 「自分たちの世代に向けての公約があると身近に想像できるので、いいのか悪いのかという判断はしやすくなりますよね」 山崎アナウンサー 「『若い人たち』と聞くと、聞いている方の印象も変わるかもしれませんよね」
■SNSのフォロワーや登録者数は?
山崎アナウンサー 「22日に有楽町駅前で行われた石丸氏の街頭演説では、演説中に何台ものカメラが石丸氏の姿を追っていました。この人たちはSNS用の写真や動画を撮る、石丸陣営の撮影部隊です」 「各候補者本人のSNSのフォロワーや登録者数(24日午後1時半時点)を比べました。Xは小池氏が最も多く約91万人。次いで蓮舫氏が約56万人、石丸氏は約47万人、田母神氏は約39万人です」 「Instagramは小池氏が約8.9万人と圧倒的に多くなっています。石丸氏はなく、田母神氏が1964人、蓮舫氏は約1.4万人です。YouTubeは石丸氏の登録者数が約19.6万人。小池氏の約3000人、田母神氏の約1万人、蓮舫氏の約8000人より圧倒的に多いです」 森アナウンサー 「もちろんこのフォロワー数の中には東京都民以外の方もいます。これがイコール都知事選にどれぐらい影響するのかは一概には言えないと思いますが、演説の時間外でもインターネット上で選挙活動ができると考えれば、大きい数ではありますよね」 山崎アナウンサー 「陣営のスタッフが撮影をして配信もしています。今回は東京都知事選ですので、見ている方の全てが有権者かどうかは分かりませんが、こういった方法もあるということです」