兵庫の地元雑誌、斎藤知事支援の折田楓氏とは「無関係」声明 業務に支障 過去にモデル参加も編集関与せず
創刊1961年の兵庫・神戸周辺のグルメや観光情報を届けるタウン情報誌「月刊神戸っ子」(服部プロセス株式会社)は、29日までに公式ブログを更新。兵庫県知事選で再選を果たした斎藤元彦知事(47)を支援したPR会社「merchu(メルチュ)」の折田楓代表との関係について、事実と異なる情報が出回っているとして説明した。 【写真あり】斎藤兵庫県知事の公選法違反疑惑 渦中のPR会社女性社長 表彰式欠席、セミナー中止に 「この度、一部メディアにおいて、弊誌(月刊神戸っ子 KOBECCO)と株式会社merchu折田楓氏(以下、折田氏)に関する内容が掲載されておりますが、その内容に多数の誤情報が含まれていることによる誤解、および弊誌における業務に重大な障害が生じております」と、同社と折田氏を巡る関係が報じられた際、誤った情報が含まれているとして声明を出した。 折田氏の「メルチュ(株式会社merchu)」は、「兵庫・神戸の大好きをみんなと“一緒に”楽しむアカウント」をコンセプトとした「Kobecco」と題するSNSを運用しているが、同社は「全く関係がございません」と主張した。 折田氏とは「弊誌(月刊神戸っ子 KOBECCO)の撮影において、過去にモデルとしてご参加いただいた経緯がございますが、それ以外の編集作業、記事執筆などの活動には一切関与しておりません」というが、「しかしながら、一部のブログ記事やSNSにおいて、折田氏が弊誌の立ち上げに深く関わっているかのような表現がなされており、これが読者の皆さまや関係者の方々の混乱を招き、多数のご質問やお問い合わせをいただく事態となっております」と説明。 「該当記事を掲載したメディアに対しては、記事内容の訂正および写真の削除を速やかに行うよう、正式に依頼を行っております」といい、SNSなどで誤情報を拡散した場合には「弊誌が被害を受けました場合、法的処置をとらせていただきます」と呼びかけた。 最後に「今回の件を通じ、読者の皆さまおよびこれまで弊誌にご協力いただいた関係者の皆さまに対し、ご心配やご迷惑をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます」とお詫び。「弊誌として、引き続き誤解を解消するための対応を徹底し、正確な情報発信に努めてまいります」とした。