引退会見で話す巨人梶谷（撮影・宮地輝）

　今季限りでの現役引退を決断した巨人梶谷隆幸外野手（36）が23日、都内で引退会見を行った。 【写真】サプライズで登場した巨人坂本勇人と笑顔を見せる梶谷隆幸 　DeNA（前身の横浜含む）で14年プレーし、20年オフにFA移籍した巨人で4年と、18年に及んだプロ野球選手生活に終止符。「膝の状態が思わしくなく、うまくいかないというのが続いていたので『もうこれ以上は』という気持ち」と決断の理由を語った。阿部慎之助監督（45）に伝えた際には「限界か、カジ」と言葉を掛けられ「察していただいて、愛情を感じました」とやりとりを明かした。 　07年高校生ドラフト3位で横浜（現DeNA）に入団した18年前を振り返り「ガリガリだった僕が、プロ入ったときは18年も野球やるなんて想像もできなかった。18年間幸せだったという気持ちが強くて、厳しい世界で自分なりにやり切ったことを誇りに思っている」。20年オフに巨人FA移籍。在籍4年の中で「自分が思い描いたようにはいかなかったけど、心から移籍してよかった。素晴らしい仲間に出会えて一生の財産になる」と晴れやかな表情で言葉を並べた。 　会見の最後には、同学年の坂本勇人内野手（34）、長野久義外野手（39）、菅野智之投手（34）ら11人の同僚らがサプライズ登場。仲間から慕われ、惜しまれながら送り出された。