係争地領有巡る国民投票「勝利」 ベネズエラ、緊張の恐れ
【サンパウロ共同】南米ベネズエラで3日、独裁色を強める反米左翼マドゥロ政権が、隣国ガイアナの国土の7割に当たる係争地の領有権が自国にあるとする主張への賛否を問う国民投票が実施された。選挙管理当局は95%以上が賛成したとして「圧倒的な勝利」を宣言し、マドゥロ大統領も「この勝利は国民のものだ」と首都カラカスで演説した。 国民投票を受けたベネズエラの今後の動向は見通せないが、大規模油田の権益などが背景にあり、ガイアナや周辺国との緊張が高まりそうだ。