始球式で左投げ披露の佐野慈紀氏「再びマウンドに立ちたい」
感染症により右腕切断の手術を受けた元プロ野球選手の佐野慈紀氏(56)が23日、ブログを更新。「何とか出来ました」のタイトルで“左投げのぴっかり投法”を披露した始球式を振り返った。 佐野氏は21、22日に神宮球場(東京)で開催された「第5回くら寿司・トーナメント 第18回学童軟式野球全国大会ポップアスリートカップ 星野仙一旗争奪」の開会式の始球式に登場。 「左投げでストライクを投げる」ことを目標にしていたが、「残念ながら腰の感染症による入院生活。当日も車椅子での参加となり、立ち上がるのもままならない状況でした」と当時の状況を振り返った。それでも「グラウンドに出た途端、気持ちが高まり、何とか始球式をこなす事ができたのです」と伝え、「多くの皆様に支えてもらいながら。結果は届かなかったのでマイナス10点笑 ふがいない結果とはなりましたが、早く腰を治して再びマウンドに立ちたい。また全国の子どもたちとキャッチボールしたいという思いがより大きくなった次第です」と思いをつづった。 今後は当面治療に専念するという。佐野氏は、「この先も色んなアクシデントがあると思います」としながら、「強がって、強がって、強がってでも生きる事に希望を抱いていきます」と前を向いている。
テレビ朝日