26年ぶりのリーグ制覇を目指すDeNA 元監督のラミレス氏が「彼の力が必要だ」と指摘する選手の名前
悲願のリーグ制覇を目指すDeNA。野手のキーマンはあの“大砲”か。 キャンプインが迫っているプロ野球。昨年は阪神が18年ぶりにセ・リーグ制覇を果たしたが、26年ぶりの優勝を狙っているのがDeNAだ。昨年は74勝66敗で3位となり、Aクラス入りを果たしたものの、首位阪神とは12ゲーム差を離されてしまった。 就任4年目となる三浦監督が率いるチームは今年、どんな戦いを見せるのだろうか。現役時代にヤクルト、巨人、DeNAなどで活躍し、2016年~20年にDeNAで監督を務めたアレックス・ラミレス氏が自身のYouTubeチャンネルを更新。DeNAの野手のキーマンとして、タイラー・オースティンについて言及した。 オースティンは昨季、22試合に出場して打率.277、本塁打は0に終わった。20年、21年の2年間では計48本塁打を記録したが、ここ2年間は怪我の影響もあり、1軍出場が少なくなっている。今年は3年契約最終年となる助っ人は今年、復活することができるだろうか。 ラミレス氏は動画内で「オースティンがもしプレーできるなら、チームにとって大きな戦力になる。彼は僕が見てきた選手の中でもトップクラスだ。怪我がなければ、打率3割、30本塁打、100打点が可能な選手。彼が普通にプレーできれば、ライトのポジションは収まるだろう」と、オースティンを高く評価した。 また、「チーム自体は良くなってきているが、やはりオースティンの力が必要だ。そうすれば、牧、佐野、宮崎へのサポートにもなる。彼がプレーできないと、DeNAの躍進にクエスチョンマークがつく」とも語り、オースティンを野手のキーマンに指名。その上で、「今年プレーできる準備をしっかりとするべき」と助っ人を激励した。 オースティンが復活すればチームの得点力アップが期待できる。しかし、ここ数年で故障での長期離脱が相次いでいることからラミレス氏は「もし今年もプレーできないならば、チームは新外国人野手の獲得を考えるだろうね」とも語った。開幕前やシーズン途中に野手の新助っ人獲得も考えられるかもしれない。 昨年は強力打線を擁すもチーム得点はリーグ4位だったDeNA。オースティンは復活を遂げ、チームの得点力アップに貢献することができるだろうか。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]