何が問題?賛否が分かれるプロ野球の「保留制度」とは?
ライパチの持論
日本のプロ野球には「本当は出て行きたいのにFA権も取れず、飼い殺し状態の選手はいないわけではないはず」と指摘するライパチさん。 別の球団でもう1回、勝負したいと思っている選手にとっては、「贅沢税」はいい制度だと主張しました。 ライパチ「現役ドラフトは、あくまでも球団から声がかかるんです。選手側から、出て行きたいんですって、いま言えないですもんね。そもそも出て行けないし」 「せっかく取ってもらったから球団に恩義はあるだろう」という意見が出てきそうですが、これに対しては…。 ライパチ「引退後まで球団は選手の人生を背負わないですもんね。選手のことを思うならドライに年俸で解決する。それが難しいなら、他でチャンスをあげる。シンプルなことだと思いますけどね」
話しやすい環境を
「保留制度」について、「あってもいいんじゃないの」という意見のトクサンでしたが、ライパチさんの意見を聞いた後にひと言付け加えました。 トクサン「球団側も、チームにとって価値を見出すのであるならば、それなりにしっかり大事に守ってあげて、選手に対して球団側から言いやすい環境を作ってあげればいいだけなのかなと思います」 ライパチ「そこの球団で骨を埋めようと覚悟を決めて入った選手たちも当然いるわけです。そういった意味では後ろ向きではなく、フラットに選手と球団が喋ればいいんじゃない?って感じますよね」 最終的に「保留制度」賛成派のトクサンと、反対派のライパチさんの意見が一致しました。問題はシンプルに選手と球団とのコミュニケーション不足。これができないのがいかにも日本的です。 (尾関)