歌声電車を10月26日運行へ
豊橋鉄道市内線で琳佳さんとクレイジー松さん
愛知県豊橋市在住のジャズシンガー琳佳さんとアシスタントのクレイジー松さんが豊橋鉄道市内線車内で開く「歌声電車」の運行が決まった。初の試みで、二人は「多くの人に元気を届けたい」と話している。 10月26日午後0時8分に駅前電停を出発、同0時39分に運動公園前着。40分間休憩し、同2時に駅前電停に戻る。ワンドリンク付き3000円。休憩中に二人のミニライブがある。 3年前に着想、2カ月前から豊橋鉄道と交渉を始めた。今年は1回のみだが、市電開業100周年を迎える来年以降は、9~10月に4回、運行させたいとしている。 車両は「ブラックサンダー号」。中央扉付近で琳佳さんがキーボードを演奏、松さんはタンバリンを打ち鳴らして一緒に歌う。「高原列車は行く」など、みんなで歌える昭和の歌を用意する。 有楽製菓がチョコをプレゼント。同市南栄町の「中川餃子店」がギョーザ60個を提供し、車内で勝った人がもらえるジャンケン大会を開く。同市船町の中古車販売「AUTO LAND」や同市柳生町の運送業「TTC」が協力する。 琳佳さんは「ほの国百貨店」が閉店するまで、店内で歌声広場を開いていた。お年寄りを中心に多くの人が集まり、みんなで歌った。「第1回では感動で涙が出た。多くの人に、ぜひ体感してもらいたい」と話す。 松さんは「元気な自分たちを見て、さらに元気になって、周辺の人に化学反応が起きるといいですね」と話した。 定員30人で先着順。問い合わせは「歌声電車事務局」のクレイジー松さん(090・8474・2296)へ。 【山田一晶】