まさかの“大波乱”…予選敗退となった甲子園常連校(2)“悪夢”の1イニング10失点
第106回全国高等学校野球選手権大会が、8月7日に開幕を迎える。今春の選抜甲子園で優勝を飾った健大高崎(群馬)や、同準優勝の報徳学園(兵庫)などが順当に甲子園出場を決める中、地方大会で姿を消した強豪校も少なくない。そこで今回は、夏の甲子園出場を逃した甲子園常連校を紹介したい。
東海大菅生(西東京)
春の関東大会では4強入りするなど、優勝候補の一角に挙げられていた東海大菅生。しかし、今夏の西東京大会では5回戦でまさかの10失点を喫し、甲子園出場を逃した。 東海大菅生は松本健吾(現ヤクルト)らを擁し、2017年夏に甲子園ベスト4入り。2021年には春夏連続で甲子園に出場するなど、近年も定期的に聖地の土を踏んでいた。 春季東京大会では帝京(東東京)に敗れたが、堂々の準優勝。関東大会では準決勝に進出するなど、高い実力を見せた。 今夏の西東京大会はシード校として迎え、初戦となった3回戦、次戦の4回戦と順当に勝ち進んだ。 ところが、5回戦・拓大一高戦は3点をリードするも、4回に大量10失点。最後は1点差に詰め寄ったが、この10失点が大きく響き、9対10で敗れた。3年ぶりの夏の甲子園出場が期待されていたが、まさかの形で姿を消すことになった。
ベースボールチャンネル編集部