米下院の多数派争い伯仲、開票続く-共和党リードも予断許さず
(ブルームバーグ): 米下院(定数435)選挙の開票は7日も続いており、当選者が判明していない議席が残り約30となる中でも共和党と民主党の多数派争いはなお伯仲している。
現時点では共和党がリードしているものの、同党のカリフォルニア州での現有6議席などの結果はまだ確定しておらず、予断を許さない状況だ。
すでに大統領選で勝利し、上院を奪還した共和党が下院多数派を維持すれば、トランプ氏は任期前半の2年間、税制改革や移民政策、貿易政策をスムーズに推し進めることができる。
共和、民主両党の下院指導部はそれぞれ7日に開いた自党議員との非公開会合で、争いはまだ決着していないことを認めた。AP通信の集計によると、下院獲得議席は共和党210、民主党194。多数派獲得には218議席が必要。
全国共和党下院委員会(NRCC)の委員長を務めるハドソン議員はこの日、たとえ改選前の220対212よりも議席数が接近したとしても共和党が多数派を維持できると「確信している」と同僚議員らに語った。
民主党が下院の過半数議席を奪還するには4議席の純増が必要。民主党のジェフリーズ下院院内総務は「われわれはすべての票を数えなければならず、オレゴン、アリゾナ、カリフォルニアの各州の結果が明らかになるまで待つ必要がある」と非公開会議前に発表した声明でコメントした。
原題:Battle for House Control Continues to Teeter on Uncounted Votes(抜粋)
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Billy House